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復職して管理職となった3人のママが語るー育休取得前後の心境の変化と現在

GMOアドパートナーズには、仕事と育児を両立しながら活躍しているワーキングマザー(以下、ワーママという)がたくさんいます。そこで今回は、育児をしつつ管理職としてマネジメントに携わっているママさんパートナー3名にインタビュー。

復職後の働き方や、仕事と育児を両立させる工夫、ワーママにとってのGMOアドパートナーズの魅力について語っていただきました。

【プロフィール】
髙橋 由莉(たかはし ゆり) ※写真左
GMO NIKKO株式会社 クリエイティブ本部
お子さん:1歳半/男の子
(※)2023年9月までリーダー職として勤務

清水 朋子(しみず ともこ) ※写真真ん中
GMO NIKKO株式会社 プランニング本部 マネージャー
お子さん:4歳半/女の子、2歳/男の子

髙橋 ひとみ(たかはし ひとみ) ※写真右
GMO NIKKO株式会社 プランニング本部 マネージャー
お子さん:4歳半/男の子


ライフイベントとキャリアビジョンの変化

ー妊娠中の働き方について教えてください

清水:私は、産休前もマネージャー職に就いていました。当時はクライアント先に週4日は常駐しており、産休に入る2ヶ月前まで常駐していました。
引継ぎ先のメンバーが案件をよく把握していたので、業務面での心配はなかったのですが、新しくマネージャーになるメンバーのサポートができず、歯がゆかった記憶があります。あとは、クライアントにいつ産休の報告をするかについて一番悩みました……。


髙橋(ひ):私は当時、コンサルタントとして複数の案件を担当していました。私はつわりの期間が長く、お客様との打ち合わせに急に参加できないこともありました。当時はまだコロナ禍前で在宅勤務が広がっていなかったのですが、上長が引継ぎ先を急ぎ決めてくださったり、イレギュラーで在宅勤務の許可をいただいたりなど、周囲のサポートによって乗り切ることができました。


高橋(由):私は、現在と同じ部署でチーフ職を担っていました。ラッキーなことに、つわりはそこまでひどくなく、通常通り働ける日が多かったです。それでも、つわりのある日は吐き気もあり、在宅で勤務できるのはとてもありがたかったです。コロナウイルス流行後ということもあり、会社もメンバーも在宅勤務に慣れてきた頃で、在宅勤務の頻度も高く、その日の体調に合わせて在宅を増やすこともできたので、特に不便はありませんでした。


清水:つわりの期間に電車に乗るのはきついですよね……。


高橋(由):はい、ニオイに敏感になりますしね…….。つわりがひどくなかった私でも、夏はきつかったです(笑)。


ー妊娠前後で業務内容やキャリアビジョンに変化はありましたか?

清水:私は、産休前はマネージャー職を担っていたのですが、産育休後は、旧制度のスペシャリスト職での復職を自分から希望しました。私はこれまで2回の産育休を取得したのですが、特に1回目の復職は、自分の業務で精いっぱいで、メンバーをマネジメントする余裕がないと感じたからです。心の余裕がないと、周りの方への配慮に欠けてしまうのではないかと不安だったんです。しかし、実際は会社の皆さんのご理解もあり、懸念していたようなことはなく現在はマネージャーとして業務できています。

出産前、出産直後、復職前で、キャリアについて考えることはどんどん変化すると思います。その時の心境について、しっかり上長や会社とコミュニケーションを取ることが重要だと感じました。


髙橋(ひ):産育休前は、コンサルタントとして複数の案件を担当していました。しかし復職後、子どもの急な体調不良や保育園へのお迎えなどを考慮すると、クライアントワークは難しいと感じていました。そこで上長へ相談して、職種を変更してもらいました。

復職した直後は、正直「休職したし、キャリア(昇格)はしばらくないな」と思っていました。でも、実際は周りに活躍しているママさんたちもたくさんいますし、今はそう思う必要はなかったと感じています。


高橋(由):私の場合は、キャリアチェンジを考えたことはありませんでしたが、髙橋さんと同じように、昇格は難しくなるだろうという漠然とした不安はありました。

しかし、実際に時短で復職してみると、組織の成長に合わせて仕事内容や難易度は上がっており、時短という働き方は関係なく、いい意味で周りのメンバーと同じように成長を求められているように感じます。

周りの協力もあって、何とか仕事が続けられているという実感もあり、メンバーたちにはとても感謝しています。”子どもができたらキャリアは難しい”というのは世の中のイメージで、少なくとも、今のGMOアドパートナーズは出産・育児がキャリアの妨げになることはないと思います。


ー休職前の妊娠報告や引継ぎで気をつけたことがあれば教えてください

高橋(由):特別な引継ぎはなく、案件の引継ぎと同じように、引継ぎ資料を作成し、引き継ぎ担当者とミーティングを実施、その後は産休に入るまでサポートとして案件に携わるという形で進めました。
上長には、妊娠初期に報告して、メンバーには妊娠5〜6ヶ月の安定期入ってから共有したと思います。


髙橋(ひ):私も、上長には早めに相談しました。上長が女性だったこともあり、相談もしやすかったです。つわりで急遽お休みをいただくこともあったので、メンバーにも少し早めに共有した記憶があります。


清水:私も、早めに上長・メンバーに伝えた記憶があります。理由は2つあります。1つ目に、クライアント先の常駐を引き上げる必要があったこと。
2つ目に、自分がマネージャーだった時に、メンバーが妊娠したことも経験としてあり、急な入院があったり、予定より早く休職に入ることがあることはわかっていたので、上長やメンバーには早めに妊娠報告・引き継ぎをおこない、予定外の事態にも対応できるようにしていました。


育休中のリアルな生活

ー産育休中、仕事が気になったことはありましたか?

髙橋(ひ):ほぼありませんでした(笑)。当時は、人事から組織図がメールで1ヶ月に一度送られてきていたので、その時だけ確認していました。


清水:私は、引き継いだメンバーから問い合わせが来た時だけですね。PCも休職前に返却するので、お休み中は手元になく、できることもないので特に仕事をした記憶はありません。時々、業界のニュース見て「へぇ〜。」って情報をキャッチアップする程度でした。


高橋(由):同じく仕事はノータッチでした(笑)。Slackの設定で全チャンネルから抜けるので、強制的に仕事から離れて出産と育児に専念できました。


ー復職のタイミングや、復職に際して家庭内で調整したことがあれば教えてください

清水:復職タイミングは、待機児童情報を見て自分で決めました。「入園時点で出生後4ヶ月での復帰は早いかなと思いましたが、0歳児で入園させないと!」と思い、とりあえず申し込んで入園が決まりました。2月下旬に入園の結果がきてから、1ヶ月でバタバタと準備して……あっという間の復職でした。

うちは、祖父母が両方とも遠方で頼ることはできないので、夫婦で何とかしています。何時に夕食、何時にお風呂、間に合わなかった場合はどうするというルールを決めています。


髙橋(ひ):うちは、待機児童が少ない市区町村という情報があったのもあり、翌4月の0歳児での入園は見送ると決めて、翌々年4月の1歳児入園の計画をしていました。

時短勤務については、休職中にフレックス制度が導入されていて、詳細を復職前面談で聞きました。それから計画を再設計した記憶があります。


高橋(由):私は、休み中に環境を整えたいと思い、実家の近くに引っ越しました。夫は、育休を取得した後、復職後に転職しました。結果的に転職先が時間の優柔がきく会社で、現在は「保育園への送りは夫、迎えは私」という形で対応しています。

夫は子どもの夕食・風呂が一段落してから、仕事を再開しています。夫婦で時短勤務をしてしまうと経済的に厳しいので、自分が時短勤務・夫はフルタイムで働こうと、前々から決めていました。


復職後、仕事と育児の両立

ー育休を終えて、会社(仕事)に戻って大変だったことはありましたか?

清水:在宅保育は大変です……。会社や上長、メンバーが配慮してくれるものの、何日も続くとストレスになります。


ー在宅勤務で家に子どもがいる時の対策はありますか?

清水:うちはYouTubeを観せる、おやつを食べさせる、外食で気晴らしするなどしています。


高橋(由):子どもが家にいたら集中できないですよね……。通常時のパフォーマンスを100とすると、在宅勤務で家に子どもがいる場合は30程度になります(笑)。
祖父母が自宅にきてサポートしてくれるものの、なかなか思い通りにいかないことも多々あります。抱っこしてミーティングに参加したりとか……。


髙橋(ひ):コロナウイルスの流行に伴って、保育園が閉園した時期は、肩車をしながら仕事をしていたこともありました(笑)。今は、子どもも大きくなってきて、落ち着いて仕事ができるようになったと思います。1~2歳が一番大変だった気がします。


清水:年齢によって変わっていきますよね。うちは、2人いるので、上の子と下の子で対応を変えています。


ー育児と仕事の両立する上で大変なことは何ですか?

清水:時間の制約があるので、120%で出したい仕事だけど、とりあえず80%で確認を出す、というときがあります。クライアントに出さない社内資料は、「とりあえずデザインは諦める」とか「素案をスプシで許してもらう!」とか……。


高橋(由):時短勤務で復職した直後は、「あれ、もう帰る時間?これだけしか時間がないんだ!」と、衝撃を受けた記憶があります。クリエイティブ業務は「考える時間」が長いので、特に時間が短く感じるような気がします。

私の対策としては、①サブ担当を付けておく、②自分の手元に作業を残さず、監修に回るような動きをするという2点を意識しています。監修であれば、スマホで確認できます。PCを開かなくても作業できる仕事の割合を増やしています。


髙橋(ひ):復職してすぐは、時短を理由に仕事を断りたくないと思っていました。断られた側が、時短勤務者全員に対して嫌な気持ちを抱いてしまうのではないかと思って……。しかし最近は、明らかにできないと思ったものは、最初から「遅くまで対応できない」という旨を周りに伝え、緊急案件に対してどう対応するのかは、事前にコンセンサスを取るようにしています。そうすることで、通常勤務をしているメンバーも時短勤務について理解してくれるようになった気がします。
何事もコミュニケーションをしっかりと取ることが一番だと痛感しました。


ー育児と仕事の両立だけでも大変だと思いますが、みなさんは管理職に就いてらっしゃいますよね。管理職に就いて良かったと感じることはありますか?

高橋(由):良かったと感じていることは2つあります。
1つ目は、管理職に就く前よりも上層部の経営に対する考えや情報に触れる機会が増えたので、社会人経験的にプラスになっていると感じます。チーフの時よりも会社の利益のために自分が何ができるのかを考えるようになりました。

もう1つは、メンバーの教育やサポートは、育児に通じる点があると個人的に感じます。育児経験歴が長い人ほど、管理職に向いているのではと思います。


清水:メンバーの意見を案件に反映していけることにやりがいを感じます。
時には、チームメンバーと対峙したり、期待した通りの結果が返ってこないこともあります。そんな時にその人の良いところを見つけたり、伸ばす方法を考えることが、育児とリンクしている点もあると思います。

あとは、時間管理能力が高くなったと感じます。限られた時間で、通常勤務メンバーと同じアウトプットを出さないといけないので、移動時間をどう使うのか、自宅に帰って寝るまでの時間をいかに有効活用するかという点も、メンバーの時間管理に通ずると思います。


髙橋(ひ):マネージャーになってから、正直仕事がきついと感じることもありますが、新しい経験が増えてステップアップすることで、仕事へのモチベーションも上がっています。

ーこれから育休を取得する方へのアドバイスがあれば、お願いします!

高橋(由):思っていたより、めちゃくちゃ大変です(笑)。自分の時間もなくなりますし……。でも、子どもの成長を感じる瞬間はやっぱり嬉しいし楽しいです!すごく充実した日々が送れていると思います。出産・育児は、キャリアを考えていく上でネガティブな要素のみが目につきがちですが、そんなことは全くないと思います。仕事もプライベートもどちらも諦めないで欲しいです!


清水:妊娠・出産・育児だけではなく、生理や体調面なども含め、女性特有の問題はたくさんあり、なかなか男性の上長には相談しにくいと感じる人も多くいると思います。その場合は、ぜひ部署を跨いで女性管理職メンバーにキャリアや産育休の相談をしてください。また、管理職の打診が来た方はきっと素質があるので、不安はあるかもしれませんが、とりあえずチャレンジしてみて欲しいです。


髙橋(ひ):もし制度やルールがない場合、相談すれば耳を傾けてくれたり、相談に乗ってくれる会社です。先輩ママさんもたくさんいますので、難しく考えず、安心して何事にもチャレンジしていってほしいです。



今回は、産休・育休後、復職して管理職となったママさんパートナーの3名にお話を伺いしました。


GMOアドパートナーズでは、女性の産前産後休暇・育児休暇はもちろん、男性の育児休暇の取得を積極的に推進しています。
男性パートナーの育休取得について、こちらの記事もあわせてご覧ください。

Text & Directed by. Momoko Aoyama

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