新卒パートナーを支えるバディ制度とは?ペアの声を聞いてみた
GMOアドパートナーズでは新しく仲間になったパートナー(社員)のサポート支援の一環として「バディ制度」を導入しています。
バディ制度とは、新入パートナーと先輩が2人一組となり、一人ひとりの特性に合わせて育成計画を考え、一日でも早くひとり立ちできるよう実務を通してサポートする制度です。職務上の相談はもちろん、人間関係の不安や日々の悩み、プライベートな話まで幅広く相談にのることができる関係を築いています。
今回は、バディ制度でペアを組むGMOアドマーケティングの築地さん・山本さんに話を聞いてみました。
バディ制度とは?
ーお二人が所属する営業企画部のお仕事内容を教えてください
築地:私たちが所属している営業企画部は、広告代理店や広告主へ営業活動をおこなっています。幅広い商材を取り扱っていますが、中でも私は自社商材である「AkaNe」「ReeMo」を中心に提案しています。広告を配信したい、広告代理店・広告主に対して、広告を配信する場所を提供してあげるイメージです。
新規営業と既存営業の割合で言うと、私は既存のお客様への営業が9割です。
ーお二人は現在バディとしてペアを組まれていますが、バディ制度を通じて、具体的にどのようなことをするのですか?
築地:初めのうちは私の担当している案件を一緒に担当してもらって、営業先に同行してもらうことで業務を覚えてもらっていました。あとは自社商材について理解を深めてもらうための研修や営業ロールプレイングの指導をします。全ての研修を終えてからは、山本くん自身の案件を持ってもらって、私がフォローするという形で動いています。
山本:毎日夕方に振り返りのミーティングもおこなっています。1日を振り返り、困ったことを解決して、翌日に備えるようにしています。
振り返りの時間では真面目に業務の話をするのですが、それ以外の時間ではプライベートの相談やお話もたくさんしています。何事も真摯に聞いてくれるので「昨日こんなスイーツを食べに行きました」とか、何でも報告しちゃいますね(笑)。
ーバディ制度はスムーズに開始できましたか?
築地:私自身、前職では後輩指導もおこなっていましたが、GMOアドマーケティングに転職してきてからは初めてのバディ担当でした。
年齢も少し離れているし、「温度感合うかな、会話が続くかな……」と初めのうちは不安もあったのですが、山本くんも積極的に自分のことを話してくれたので、スムーズに開始できたんじゃないかなと思います。
山本:最初は緊張していたのですが、初日にランチに連れて行ってくださってプライベートのお話もたくさんさせてもらったので、すぐに打ち解けることができました。築地さんが楽しい雰囲気を作ってくださるので、何でも話せちゃいますね。今でも月に1回は一緒にランチに行ってくださっています。
丁寧に後輩を育成する文化
ー前職でも後輩指導をされていたと先ほどおっしゃっていましたが、前職のバディ制度とアドマーケティングのバディ制度と違うところはありましたか?
築地:前職のバディ制度は、アドマーケティングのバディ制度とは違って、0から丁寧に教えるという感じではなく、やりながら覚える。できないこと、知らないことも実践しながら改善していくという形でした。
業務量もかなり多かったので、バディ業務に時間を割くのが難しかったです。GMOアドマーケティングのように商材ごとの研修が用意されていることもないですし、こんなに細かく丁寧には指導ができていなかったですね(笑)。
今回山本くんを担当するにあたって同じチーム内で過去にトレーナーを担当していた方から、進め方や教えることを引き継いでもらったのですが、100項目くらい教える事項があってびっくりしました。こんなに細かく教えるの!?と(笑)。
でもこれだけ丁寧に後輩を育成する文化があることは、とてもいい会社だなとも感じましたね。
ー山本くんの第一印象はどんな印象でしたか?
築地:山本くんは「人当たりの良い子、愛嬌があるな」という印象でした。私たちセールス職は、社内外のさまざまな方と関わります。山本くんの柔らかい雰囲気はお客様にも社内のメンバーにも親しみを持たれやすそうだったので、営業職に向いていそうだなと最初に思いました。
ー3ヶ月ほど一緒にいて第一印象からの変化はありましたか?
築地:第一印象から今も大きくは変わっていないのですが、3ヶ月一緒にいて感じたことは、本当に「素直」です。一度言われたことはきっちりやりますし、教えたことをすぐ吸収する能力があると思います。
プライベートだと流行に敏感ですね。TikTokのことや最新スイーツなど、今どんなことが若者の中で流行っているのか教えてくれるので、私も勉強になっています。
バディ制度はお互いの成長・学びの場
ー山本さんにアドバイスするときに気をつけていることはありますか?
築地:「話の途中で遮らず、一旦全部聞く」ことです。話を全部聞いたうえで、なぜそう考えたのか?を深掘りして確認するようにしています。
フィードバックをする時もあくまで私の一意見として伝えることで、最終的には自分で考えてもらうことも大切にしています。こちらから指示するだけでは、「やらされている感」を生み出してしまいますし、バディ制度が終わった後、1人で動くことができなくなってしまうと思うからです。
また私の役目は業務を教えることはもちろんですが、山本くんが今後社内でどう動いたらプラスに働くか、山本くんが仕事がしやすくなるように導いてあげることもミッションの一つだと考えています。
ただ業務の方法を教えるだけでなく、なぜこれをやる必要があるのかもあわせて伝える、私を通してより多くのメンバーと関わりを作り、早く会社に馴染めるようにアシストすることを意識しています。
ー山本さんとの印象に残ったエピソードがあれば教えてください!
築地:山本くんが初受注した時がやはり一番印象に残っています。営業部の月末の締め会で、部長がメンバー全員の前で山本くんの初受注を発表してくれたのですが、自分のことのように嬉しかったですね。ここでは語りきれないほど大変なこともたくさんあったので(笑)。
指導を担当している身としては、無事に山本くんが受注できてよかったという安心感もありました。あとは実地研修を開始してからまだ3ヶ月も経っていないのに初受注を取れるのはとても速いスピードだと思うので、すごいなと感心しました。
ーバディを担当して困ったことはありましたか?
築地:信頼関係を築くことです。私自身、新卒の時にわからないことや困っていることがあっても先輩に聞いて良いのか悩んだことがありました。慣れない環境の中、悩みもたくさん出てくると思いますし、一度言われたことがわからないという状況もあると思います。
だから山本くんがわからないことをわからないと、躊躇せず言えるような関係性を作りたいと思っていました。でもどうしたらそういった関係性を築けるのかとても悩みました。
ー山本さんがわからないことを聞きやすいよう、工夫しているポイントはありますか?
築地:元気にしていることです(笑)。私は低血圧で普段ローテンションなので、少し話かけにくい印象を与えてしまう時があるんです。だから気軽に話しかけてもらえるように普段より少しハイテンションでいるようにしています(笑)。
あとは一通り業務が終わってからではなく、細かく進捗を報告してもらうことで、ここまでで困ったことや疑問点はあった?と聞くように工夫したり、ちょっとした雑談をする時間も大切にしています。
ーバディを担当して、ご自身の中で変わったことや意識するようになったことはありますか?
築地:教える立場として、自分自身が細かいところまでちゃんと把握していなきゃいけないので、今まで以上に業務も丁寧に、確認も深くなりました。
山本くんが質問してくれることで、自分が知らなかったことを気づくきっかけになることもありました。バディを担当することによって、自分の成長にも繋がっていると痛感します。今後もバディ制度を通してお互いの成長・学びの場になればいいなと思っています。
「ミステリアスな先輩」から頼れる兄的存在に
ー入社後、バディ制度を開始するまでの経緯を教えてください
山本:GMOインターネットグループ合同入社式のあと、まずは10日間にわたるGMOインターネットグループの合同研修に参加しました。その後、5日間のGMOアドパートナーズの新卒研修「ともにつくろう研修2022」を受けて、それぞれの所属会社に配属されました。
所属会社であるGMOアドマーケティングでは、自社プロダクトの研修、社会人としての基礎研修を1週間おこない、新卒メンバー全員が全部署を5日間ずつ体験します。その後の面談で希望配属部署を伝え、1ヶ月間の仮配属を経て本配属となります。
築地さんには仮配属のタイミングから、バディとして私の指導をしていただいています。
ー率直に築地さんの第一印象はいかがでしたか?
山本:「ミステリアスな先輩」という印象でした(笑)。仮配属でバディが発表されるまで一度もお話ししたことがなかったので……。どんな方なのだろう?という状態でした。
ーバディを組んでから3ヶ月程経過した現在の築地さんの印象はいかがでしょう?
山本:今はいい印象しかないです。築地さんは先ほどご自身で話しかけにくいと思われることがあるとおっしゃっていましたが、私は全くそう感じなかったです。築地さんが努力して下さっているからかもしれませんが、初めからとても話しやすい方だなと感じていました。
私が考えがまとまっていないまま話していても、急かしたり途中で話を遮ることもなく最後まで聞いてくれて、どんな意見も一度飲み込んでくれます。
私は就職を機に東京に出てきて、家族が近くにいないので、築地さんが頼れるお兄さんのような存在になっています。
印象に残ったバディからのアドバイス
ーバディ制度はいかがですか?
山本:私は物事を気にし過ぎてしまうところがあるので、「この人に聞いていいのかな?」「こうゆうレベルのことを今更聞いてもいいのかな?」と思ってしまうタイプです。バディ制度がなかったら誰に何を聞いていいか分からず、一人で抱え込んでしまっていたかもしれないと思います。
困ったこと、分からないことがあった時にバディ制度があるおかげで、築地さんに相談しやすいですし、築地さんが「この分野ならこの人が詳しいから一緒に聞きに行こう」と社内のさまざまな方との関わりを持たせてくれるので、築地さん以外の先輩にも話しかけやすくなりました。
ー築地さんからのアドバイスで印象に残っているものはありますか?
山本:「お客様の発言をしっかりと聞いて、受け入れてから発言しよう」というアドバイスが今まででたくさん言って頂いていますし、今一番心がけています。
分かることが増えるにつれて、こう答えたいと思いから先走ってしまうことが多々あります。話し終わる前に私が話し始めてしまうと、相手は喋りにくいと感じてしまい、本当に私たちが聞き出したい本音を聞けなくなってしまいます。
築地さんは私と話している時、一切話を遮りません。そのおかげで私は築地さんにはなんでも相談ができています。築地さんは口で伝えるだけではなく、ご自身が実践して背中を見せてくれるので本当に説得力があります。
ー築地さんの見習いたいところ、尊敬しているところを教えてください
山本:築地さんは驚くくらいにいい評判しか聞かないんです。それは普段からの他部署やチームの人への関わり方、お客様への対応の仕方など全てが社内のいい評判に繋がっているのだと思います。
私はまだ入社したばかりで、誰から見ても仕事ができる人になるのは難しいと思いますが、周りの人との関わり方や仕事に対する丁寧さだったら今すぐにでも真似することができるので、築地さんのいいところを1つでも多く吸収したいと思っています。
今回は、GMOアドマーケティングで実際にバディを組んでいる新卒入社の山本さんと、先輩パートナーの築地さんにインタビューしました。
築地さんが指導で心がけていること、バディ制度で築かれた二人の信頼関係、山本さんの心に残ったアドバイスなどについてお届けしました。
最後まで読んでいただきありがとうございました。