【前編】GRA受賞者インタビュー〜現在の仕事と入社の決め手〜
今回は、GMOアドパートナーズの営業・コンサルタント・クリエイター・エンジニアの中で、最も成長した新卒メンバーを表彰するコンテスト「GRA(Growth Rookie Award)2022」にて、「創る人部門(エンジニア)」を受賞したGMOアドマーケティング 岸田さんと、「守る人部門」を受賞したGMO NIKKO 池田さんにお話を伺いました。
コンサルタントとエンジニアの仕事
ー簡単な自己紹介からお願いします
池田:2021年4月にGMO NIKKOに新卒入社しました、池田怜奈です。広告戦略コンサルタントとしておもにSNS広告運用や分析を担当しています。
岸田:同じく2021年4月にGMOアドマーケティングに新卒入社しました、岸田優輝です。僕は機械学習エンジニアとして、TAXELの開発を担当しています。よろしくお願いします!
ー今日はよろしくお願いします!早速ですが、池田さんから広告戦略コンサルタントのお仕事について教えてください
池田:おもな業務は、広告のプランニングや日々のSNS広告の配信・運用調整です。具体的な業務としては、運用プランの作成、実績管理、品質管理、レポート作成、改善施策立案、クライアントとのコミュニケーションになります。
流れとしては、クライアントが広告を配信したい時、クライアントが抱える課題をヒアリングし、どんな予算の割り振りで、どのような配信面に広告を出すか施策を考え、提案します。そして広告を出した後、その成果を確認・分析し、より広告効果を最大限に生かせるようPDCAサイクル(※)を回しながら日々効果改善をおこなっています。定期的にクライアントに数値報告もしていますね。
ーどんな方と一緒に仕事することが多いですか?
池田:同じ広告戦略コンサルタントのメンバーをはじめとした、営業さん、クリエイティブディレクターさんなど社内のさまざまな職種の方と関わります。コンペに参加する際は、分析を得意とするデータグループや、市場調査をおこなうマーケティンググループとも一緒に仕事をしています。
ー池田さんはどんな案件をメインで担当していますか?
池田:私は電子書籍案件や、コスメ案件を多く担当しています。元々漫画が好きだったので、電子書籍案件を担当することが決まった時はとても嬉しかったですね。広告に使用する漫画のシーンやコマの選定が特に楽しいと感じています。
ーでは、次に岸田さん。機械学習エンジニアのお仕事について教えてください
岸田:GMOアドマーケティングのサービスの一つである、レコメンドウィジェットTAXEL(※)の開発をメインにおこなっています。TAXELの「回遊貢献」「収益向上」「メディア貢献」の3つの目標達成を目指して、新機能の開発や、既存機能の改良、管理画面の開発をすることなどがチームのミッションです。
1年目はシステムに関する基礎知識をつけるために、TAXELの管理画面システムの開発や、バグの修正をメインにおこなっていました。最近になって、ようやく知識が身についてきたので、「どういう記事をレコメンドしたらいいか?」など指標を見ながら分析する、データ分析の仕事も始めました。
ーどんな方と一緒に仕事することが多いですか?
岸田:基本的には、社内のチームメンバーと仕事することが多いです。広告配信はGMOSSPと連携しているので、GMOSSPのエンジニアと一緒に業務を遂行することもあります。エンジニア以外のパートナー(社員)では、GMOSSPのディレクターやコンサルタントの方と一緒に打ち合わせをすることが多く、意見交換をしながらTAXELの改良や新機能の開発をおこなってます。
ーお二人のそれぞれの職種の魅力や面白いところは何ですか?
池田:さまざまな業界・業種の案件に携わることができるので、幅広い知見・知識習得できる点が魅力だと思います。漫画好きなら電子書籍案件、コスメ好きならコスメ案件など、私のように自分の好きなことや興味のある案件を担当させてもらえることもあります。
また、アナリティクスツールや独自に作成した効果測定シートなどを使ってすぐにデータを取得できるため、自分がおこなった施策の結果が、毎日数字でダイレクトに反映されます。思ったように数字が伸びず、落ち込むこともありますが、施策が上手くいって成果が目に見えた時の喜びが感じられるのは、広告戦略コンサルタントならではの魅力だと思います!物事を割り切り、気持ちの切り替えが速い人は特にオススメです(笑)。
岸田:機械学習エンジニアの魅力は、問題点の確認から、解決策の提案、実装、解決の一連の流れが楽しいです。もやもやした部分が綺麗に整理されるんですよ。掃除や片付けに似ている気がします。
コーディングもパズルみたいで面白いですね!自分の考えていることや作業をコードで表現するのですが、少しでもロジックが通っていない部分があると正しく動作しないんです。試行錯誤を繰り返して、自分の意図通りに完成した時の達成感は計り知れません。
あとは何より、エンジニアという生態自体が面白いと個人的に思っています。楽をするために、たくさんの時間をかけて、苦労して仕組みを作るという矛盾を抱えているところは、エンジニアあるあるで面白いし、魅力的な部分だと思います。
お弁当の白米に梅干し乗せるだけの単純作業に発狂しそうになる人は、エンジニアが向いていると思います(笑)!
「楽しそう!」で入社を決意
ーここからはお二人の入社に至るまでの経緯について伺いたいと思います。では、岸田さんがGMOアドマーケティングを知ったきっかけを教えてください
岸田:僕は、機械学習エンジニアとして働きたいという気持ちはありましたが、特に業界や業種は定まっていませんでした。就職先について、先輩に相談したところ「夏のインターンシップに参加してみるといいよ」とアドバイスをいただき、とにかくそのタイミングで募集をしていた企業のインターンシップをいろいろと調べました。そこでGMOインターネットグループの次世代システム研究室(※)で2週間の期限付きのインターンシップを開催していることを知り、おもしろそうだったので申し込んだことが、GMOを知ったきっかけです。
ーどうして機械学習エンジニアになりたいと思っていたんですか?
岸田:元々は大好きなゲームに携わることができるプログラマーになりたくて、大学も情報科に入学しました。でも勉強しているうちに、プログラミングコードを書いて、熟考して結果何かを自動化するということが楽しくなってきたんです。ゲームの呪文を詠唱するみたいな感覚なんですよ。正しい呪文を唱えると魔法が出るみたいな(笑)。
複雑になればなるほど楽しくて「なんでも自動化してみたい!」「機械に一人でなんでもやらせてみよう」と思い、機械学習エンジニアを目指すようになりました。
ーインターンシップに参加してみてどうでしたか?
岸田:とても楽しかったです!このインターンシップがきっかけで、普段何気なく見ているWebメディアに馴染んでいる広告には、いろいろな技術が使われているということを学び、もっと知りたいと思うようになりました。
広告はアクセスが多いから、システムで大量のアクセスを捌く必要があるんです。高速な処理が求められるのに、機械学習は処理が遅い。その広告の「速さ」と機械学習の「遅さ」を組み合わせるとどうなるか?に興味を持ちましたね。
ーインターンシップをきっかけに広告業界に興味を持ったんですね。数多くの企業の中で、GMOアドマーケティング入社の決め手はなんでしたか?
岸田:入社を決めた一番の理由は「楽しそうだったから」です。僕は基本的に楽しそうか、楽しくなさそうかで人生を決めています。インターンシップに参加して、広告に携わる仕事が楽しそうだと感じましたし、何よりGMOインターネットグループの社員の皆さんがとても楽しそうに仕事をしているのを見て、僕もこんな風に仕事をしたいと思いました。あとは、自由で風通しの良い環境や社風が自分に合っているなと感じたのが、決め手になりました。
入社の決め手になった出会い
ー池田さんは元々広告業界を志望していましたか?
池田:当初は広告業界は考えていませんでした。GMO NIKKOを知った時には、志望していたウエディング業界の会社から内定をもらっている状態でした。
ーどうやってGMO NIKKOを知ったんですか?
池田:新卒専用のスカウトサービスでスカウトをもらって、GMO NIKKOを知りました。「GMO」という名前を聞いたことがあるし、広告ってなんかかっこいいな、くらいの軽い気持ちでとりあえず説明会に参加したのがきっかけです。
説明会で話を聞いて、さまざまな業界に携われるし、幅広い知識やスキルを身につけることができることを知り、選考を受けてみようと思いました。
ただ、私の中で具体的にコンサルタントがどんな業務をしているのかよくわかっていなかったですし、数字が得意で効率化重視の人が向いている仕事というイメージがあったので、私には向いていないのかもと不安もありました。
ー印象に残っている選考のエピソードがあったら教えてください。
池田:はい。2次面接で、就活の軸について聞かれたんです。そこで私は、「私は何歳までには結婚したい、何歳までに子供も産みたい。だから未来のライフイベントに備えて、この時までにたくさんのスキルと知識を身につけてキャリアを積まないといけないと思っているんです!」と将来の人生プランについてすごく熱く語ってしまったんです(笑)。
面接官の方は男性だったんですが、女性としてのキャリアの形成について深く理解があって、私の考えを「すごくいいね!」と言ってくれました。私の将来のプランを肯定してくれたことがすごく嬉しくて、この人と働きたい!と強く思いました。
この時面接をしてくださった方が今私の直属の上長です(笑)。本当に大好きですし、尊敬しています。
ー素敵なエピソードですね!入社の決め手はその2次面接がきっかけになったんですか?
池田:2次面接で今の上長となる方と出会えたことももちろんですが、佐久間社長との最終面接も決め手になったと思います。最終面接の中で、素直にウエディングプランナーを目指していたこと、既に内定ももらっていることを伝えたんです。そしたら佐久間社長が、「うちならウェディング案件にも携われるよ」とおっしゃいました。正直、「じゃあうちじゃなくてもいいね」と言われることも覚悟していたので衝撃を受けました。私のことを認めてくれているんだと思えて、その期待に応えたいという思いから入社を決めました。
それぞれの学生時代
ーお二人は学生時代はどんな風に過ごしていましたか?
岸田:何事もやるからには他の人より結果を残すという点を意識して、学生時代を過ごしていました。僕は大学院にも進んだので、研究にももちろん力を入れてたのですが、遊ぶときは全力で遊ぶ、テストも1番をとりに行くとか、他人より抜きん出ようと全力でした(笑)。
あとは、僕は元々人と話すのがあまり得意ではなかったので、話術を身につけるために人と話す機会がある塾講師のアルバイトをしていました。弱点克服もできるし、お金ももらえてラッキーだなと思って(笑)。
アルバイトを通してコミュニケーション能力が身につきました。人に何かを伝える時は、その人の立場に立って話すこと、その分野に詳しい人にしかわからない専門用語は使わないことが大事だと学びました。この経験は、エンジニアとして働いている今もとても役立っています。
ー池田さんはどんな学生生活を送っていましたか?
池田:大学時代一番力を入れていたのは、中高生と一緒にSDGs(※)について学ぶNGO団体での活動です。私自身が中学・高校生の時に参加者として参加していたのですが、大学生になり、今度は運営側で参加しました。大手の企業がワークショップに来てくれたり、合宿もあったり。普段関われないような人と一緒にディスカッションできるのがとても楽しかったです!
「【前編】GRA受賞者インタビュー〜現在の仕事と入社の決め手」をお読みいただきありがとうございました。
後編では、お二人のGRA受賞の裏側と今後の展望についてお話しを伺っています。ぜひご覧ください!