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体育会OGにきく!部活と就活両立の秘訣

GMOアドパートナーズに新卒で入社したパートナー(社員)に、入社後どんな経験をしてきたのかキャリアのあゆみ、それぞれが描く未来についてインタビューする「新卒パートナーインタビュー」シリーズ。

今回は、大学時(※)体育会バスケットボール部のマネージャーとして主務を務め、2022年4月にGMO NIKKO新卒入社した小内さんに「体育会学生の就職活動と現在の仕事」をテーマにお話を伺いました。

(※)体育会・・・体育会は、大学が主催する公式なスポーツチームのこと。これらのチームは、学内外のスポーツ競技会や大会に参加し、大学の名前を背負って競技する。体育会のチームは競技力が高く、大学スポーツの代表として活動する。

【プロフィール】
小内 幸子(おない さちこ)
2022年にGMO NIKKOに新卒入社。
GMO NIKKO株式会社 アカウントパートナー部
マーケティングソリューション部 兼務
GMO NIKKO 社内報『+25』 編集メンバー
大学時代は体育会バスケットボール部のマネージャーとして、主務を務めた

4年間を部活動に捧げた大学生活

ー大学時代はどんなことに力を入れていましたか?

私は、 4年間体育会バスケットボール部のマネージャーをしていました。大学4年生になってからは、主務としてチームを支えていました。


ーどうして体育会部活動に所属しようと思ったのですか?

元々中学・高校とバスケットボール部の選手としてプレーをしており、大学生でもバスケットボール部に入りたいと思っていました。しかし、何か新しいことにもチャレンジしたいという気持ちと、私自身が選手時代にマネージャーに支えてもらっていた経験から、私も選手の役に立ちたいと思い、マネージャーとして入部しました。


ーマネージャーとしてどんな業務を担当していましたか?

マネージャーの業務は、練習の準備にはじまり、テーピングや怪我の応急措置、部費の管理やOBの皆さまとの連絡、スコア管理など多岐にわたります。加えて私が大学生の頃は、ちょうどコロナ禍真っ只中だったので、コロナ渦でどうやって練習するか、といった密にならない練習メニューの設計や感染対策方法の検討、感染者が発生した場合の報告・対応といった業務を担っていました。

また、3年生では会計担当をしていたのですが、部費の徴収や経費計算、経費が出た際の支払いや予算管理・計画をしていました。何百万ものお金を一人で動かす作業に、ひやひやしたことが一番の思い出です(笑)。

体育会バスケットボール部時代のお写真

ー4年生になってからは主務も担当していたと伺いましたが、主務としてどんな業務を担っていましたか?

主務としての業務は、練習計画のとりまとめや大学への活動申請、大学の体育会会議への出席や大会のエントリー作業など……マネージャーの仕事の中でもチーム外の人とのやり取りが多くなります。下級生の際はチーム内で完結する業務が多いのに対して、チームの代表としての業務が多いことが特徴だと思います。

また、後輩マネージャーをしっかりまとめることも重要です。マネジメントというほどではないですが、メンバー一人ひとりの状況や得意・不得意を見極めて、その人に合わせて仕事を振ることを心掛けていました。


ー部活動をやっていて大変だったことはありますか?

マネージャーの働きは試合の結果に直接影響しないことが多く、結果が目に見えないためモチベーションの維持に苦労したこともありました。

しかし、チームが試合に勝った時は心の底から嬉しいですし、選手や監督・コーチから「ありがとう」という言葉をもらった時は、やってきてよかったと感じることができました。

あとは、とにかく忙しかったことです。平日は授業後夜遅くまで練習があり、土日も必ず練習か試合がありました。部活によって制限されることも多かったですが、大事なチームメイトや素敵な先輩・後輩に出会えたり、全国大会に参加できたり……と本当に貴重な経験ができ、自分にとっての成長にも繋がったと思っています!


ー大変な中、どうして4年間部活動を続けることができたのでしょうか?

私自身、途中で何かを辞めるということがあまり選択肢にない性格なんです(笑)。大変で辛い時もありましたが、練習や試合で選手が頑張る姿を見たり、コミュニケーションをとる時間が楽しかったので、続けることができたと思います。チームにはストイックな人が多く、自分にとっても刺激になっていました。
また、マネージャー業務を通して学ぶことが本当にたくさんありましたし、大学の4年間で何か一つのことに打ち込むことができるということ自体が、経験として貴重だと思っていました。


ー部活動以外に力を入れていたことはありますか?

大学での勉強です。私は、社会学部メディア学科に所属していました。高校生の時に授業で広告づくりを体験し、「ユーザーのことを考え、表現やクリエイティブを考える」という点が面白いと感じました。その経験から大学ではもっと深く広告について学びたいと感じ、メディア学科への入学を決めました。

大学では、広告に関する知識はもちろん、広告とSNSの関係性や、ジャーナリズムの歴史、報道倫理、ドラマ・漫画・広告などの表象分析まで、幅広く学びました。


部活動と就活の両立術

ーここからは就職活動(以下、就活)について伺います。いつから就活を意識し始めましたか?

私は、3年生の6月頃からです。大学の友達が就活を徐々にスタートし始めていたので、私もなんとなく「就活をしなきゃな…..」と思ったことがきっかけです。ちょうどコロナ禍真っ只中で、大学の授業もオンラインになり、部活動もなかなか思うように活動ができていない状態だったので、就活に費やす時間がありました。そのため部活動をやっている人の中でも就活を始めた時期が早い方かもしれません。


ーどんな業界をみていましたか?

就活を始めた当初は幅広い業界を視野に入れていました。元々興味があった広告・メディア、マスコミ、また先輩が多く入社された金融業界、メーカーも一部興味がある会社については会社説明会に参加しました。
会社説明会も当時はオンラインで実施する企業が大半だったので、「まずはいろいろな業界・会社の説明を聞いてみよう!」というスタンスで参加しましたが、最終的には広告と金融に絞って選考に臨むことに決めました。


ーさまざまな業界を調べていく中で、最終的に広告業界と金融業界に絞ったのはなぜですか?

金融業界は、お客様一人一人に寄り添ってライフプランをサポートする仕事であり、マネージャーとして選手のサポートをすることにやりがいを感じた経験が生かせそうだなと思っていました。
一方で、広告業界は高校時代からずっと関心があったということ、また部活動でもSNSの運用をおこなったりする中でより関心が高まりました。
こうした過去の経験やインターンを通じて自分が一番「面白い」と感じたことが決め手になり、最終的に広告業界に絞りました。


ー就活で一番苦戦したことは何ですか?

自分自身を言語化することに一番苦労しました。就活では短い選考時間の中で、自分の思いを正確に言語化しなくてはなりませんが、私は元々受け身体質で、相手に自分の考えをうまく伝えることが苦手でした。そのため面接も数えきれないくらい落ちました(笑)。しかし、このままではだめだと思い、対策として①徹底的に回答を準備することと、②面接回数を重ねることの2点を実践しました。

①では、想定される質問と、それに対する思いや思考をひたすらに書き出して、自身の考えを整理しました。また、緊張すると余計に上手く話せなくなってしまうため、場慣れするようたくさん面接を受けました。何度か面接を受けていく中で自身の考えがまとまることもあったので、回数を重ねることもおすすめです。


ー部活動と就活をどのように両立していましたか?

私が部活動と就活を両立するために気をつけていたことは、2点です。
1点目は優先順位をつけることです。チームにとっても、自分にとっても公式戦は重要なため、参加したい気持ちが強かったです。そのためなるべく試合の日は選考を入れないよう、スケジュール管理を徹底しました。そして、どうしても予定が被ってしまった場合は、選考を受ける企業の志望度によってどちらを優先するかを決定していました。

2点目は周囲に協力してもらうことです。就活で部活動を休む時は、練習に支障が出ないよう、早めに他のマネージャーに相談して仕事を分担し、自宅でできる作業を引き受けるなどの工夫をしていました。
基本的に後輩や選手が快く助けてくれる事が多く、支えられた点がとても大きかったです!
また、体育会に所属していると幅広い業界にたくさんの先輩やOBが在籍しています。その人脈を活用して、就活に関する相談やエントリーシートの添削などご協力いただきました。


ー就活でこうしておけばよかったと思う点はありますか?

私は幅広い業界の選考を受けていました。そのおかげで結果的に本当に自分が興味のある業界・仕事に気が付くことができましたが、最初から自己分析をきちんとおこなって、より早く志望業界を絞ることができていたら、もっと1社あたりの企業分析にかける時間が増えたと思います。


ー体育会部活動をやっていて就活にプラスになったことはありますか?

まず、(※)ガクチカに困りませんでした。就活を始めたばかりの頃は、マネージャーのサポートは直接結果に繋がっていないと感じてしまい、就活でもアピールできないかも……と思ったこともありました。
しかし、定量的な結果に限らず、自分がどんなことをやってきたのか、何を考え、どう工夫したのか、結果としてチームにどんな影響を与えたかを整理して伝えました。4年間、本気で部活動を頑張ってきたからこそ、自信を持って話すことができたと思います。

(※)ガクチカ・・・「学生時代に力を入れたこと」を略した就活用語。選考の中でほとんどの企業で聞かれる定番の質問。

活動の経験が現在の仕事に生きる

ーGMO NIKKOの入社の決め手を教えてください

私はGMO NIKKOのSHIBUYA AD CAMP(2days サマーインターンシップ)に参加したことがきっかけで、GMO NIKKOの選考に進みました。

インターンシップや選考を通じて、たくさんのパートナー(社員)の方にお会いしました。高いビジネススキルはもちろんですが、仕事への熱量や共に働く人を大事にするという姿勢に一番惹かれ、この人たちと一緒に働きたいと思ったことが入社の決め手になりました。

面談時に人事としか話せない企業も多かったので、実際に一緒に働くことになる現場のメンバーとたくさんお話しさせていただいたことで、安心して入社できると感じたことも理由の一つです。

また、他の広告代理店では、担当業務が縦割りになっており、業務が限定的になってしまうという話が多かったのですが、GMO NIKKOでは幅広い業務を担当することができるため、自分の得意分野を探すことができ、今後の自身の成長やキャリア選択に役立つと感じました。


ー現在どんな業務を担当していますか?

アカウントパートナー部という、営業とプランナー両方の役割を持つ、昨年2022年4月に新設されたばかりの部署に所属しています。将来的には、営業とプランナー両方の業務を担うポジションになるのですが、1年目は担当クライアントの広告効果を分析して、予算の調整や新たな施策提案をするといったプランナー業務を中心に担当しました。現在は営業部署と兼務しながら、フロント業務とプランナー業務を並行して担当しています。


ー仕事のやりがいについて教えてください

インターネット広告の仕事は、成果が数値として目に見える仕事です。それが一番難しい部分でもあり、やりがいにもなっています。自分の判断や施策で広告の効果が変わるため、成果が出たときは達成感を得ることができます。しかし、まだまだ結果を出せていないことが多いため、さらにスキルや知識を身に付け成長する必要があると痛感しています。クライアントの課題解決はもちろん、会社に貢献するためにもめげずに取り組んでいきたいです……!


ー入社前とのギャップはありますか?

特にギャップを感じたことはありません。強いて言えば、想像以上に先輩も上長も面倒見が良い方ばかりで、助けていただくことが多い点です。どんなに忙しくても、必ず手を止めて話を聞いてくださいますし、些細なことでも親身になって相談に乗ってくださいます。

また、思っていたよりも任せてもらえる領域が広いです。大変だと感じることもありますが、他社の友達と話していても自分が一人で担当している領域の大きさを実感しますし、その分倍のスピードで自身が成長していると感じることができます。


ー社会に出て、部活動での経験が活きたと感じることはありますか?

3点あります。一つは最後までやりきる力です。これは選手時代の経験が大きいですが、どんなに辛いときも目標に向けてロードマップを立てて取り組んでいたので、その習慣が現在も活かせていると感じます。

2点目は、社会人マナーや敬語の基本が身についていることです。主務として外部の社会人の方とのやりとりを多く担当していたので、新卒で入社した後もクライアントや上長とのコミュニケーションが比較的スムーズにできたと思います。

最後に、背景を考えながら仕事を進めることができる点です。大学時代、主務として部の全体を見て、より効率的にマネージャー業務を遂行できることがないかを常に考えていました。その上で不要な作業を削減したり、選手のためになる範囲でより良い仕組みに注力していました。その経験から、社会人になってからも、仕事の前提や、やるべき理由を理解してから取り組む癖ができていると思います。


最後に

ーこれから就活を始める体育会学生へメッセージをお願いします!

就職活動と部活動を両立することは簡単ではないと思います。私自身、時間が足りないと思うことがたくさんありました。
ですが、どちらも諦めないでください!
就活はたしかに今後の人生において重要なポイントですが、部活でしか得られない経験もたくさんあると思います。うまく時間を使って時には周囲を頼りつつ、どちらも中途半端にせず取り組むことが大切だと思います!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今回はGMO NIKKOの小内さんにインタビューしました。

Text & Directed by. Momoko Aoyama


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