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エンジニア組織とキャリア育成について

GMOアドマーケティングでは「私たちはインターネットを通じて生活者、メディア、広告主、関わるすべての人が豊かになる世界を目指します」をミッションとして掲げ、さまざまな事業を展開しています。
このミッションを叶えるため、「AkaNe」「ReeMo」「TAXEL」などアドテクノロジーを駆使した自社プロダクトを開発・提供しています。

GMOアドマーケティングについて

今回は、GMOアドパートナーズの連結会社、GMOアドマーケティング 開発本部の取締役とマネージャーにインタビュー。「組織とキャリア育成」をテーマに、さまざまなお話を伺いました。

左:クリスさん 右:吉岡さん

【プロフィール】
張 樹春(ちょう じゅしゅん)通称:クリス
GMOアドマーケティング株式会社 開発部本部 取締役
エンジニア組織全体のマネジメントと自社プロダクトの品質管理を担当。

吉岡 慎一郎(よしおか しんいちろう)
GMOアドマーケティング株式会社 開発本部 マネージャー
エンジニア組織のマネジメントをおこないながら、Ruby on Railsを使った管理画面開発を担当。


開発本部について

ーまずは自己紹介をお願いします!

クリス:GMOアドマーケティングでエンジニア組織の責任者をしています、張です。社内のメンバーからは「クリス」と呼ばれています。
私は、2004年にGMOグループへ入社し、Jwordというサービスの技術担当役員を担っていました。2016年に、今のGMOアドマーケティングがアドテクノロジー事業に注力することが決まり、今の開発本部を任されることになりました。

現在は、開発本部の本部長兼取締役として、30人いるエンジニア組織全体のマネジメントと自社プロダクトの品質管理を担当しています。


吉岡:
私は、GMOアドマーケティングでエンジニア組織のマネジメントをおこないながら、Ruby on Railsを使った管理画面開発を担当しています。
前職は、化粧品関係のベンチャー企業に勤めていました。前職は、受注後の仕組みがアナログな会社だったので、電話やFAXで受注した後の作業を自動化する仕組みづくりをおこなっていました。

GMOアドマーケティングに入社するきっかけは、アドネットワークという仕組みに興味があったからです。昔から個人的な趣味でサービス開発をおこなっており、そこに広告を貼ったりしていました。広告を貼るだけでお金がもらえるという仕組みにおもしろさを感じ、いろいろ調べていくうちにアドネットワークの奥深さにハマってしまいました。


ー開発本部で働くメンバーはどんな方が多いですか?

クリス:自発的に挑戦しているメンバーが多いです。年次問わず、良いものがあれば起案してくれたり、どんどん新しい事例をつくっていくメンバーが多いですね。

以前、GMOSSPの解析を進めるにあたり、Javaを活用していたのですが、サーバーにかなり負荷がかかっており……。その改善案として、若手メンバーがGo言語を起案し、導入することになりました。その結果、解析スピードもかなり改善して、今ではいろんな場面でGo言語を活用するようになりました。
役職関係なく、メンバーの起案で良い事例が増えています。


吉岡:
クリスさんが言う通り、挑戦的でなんでもやってみるメンバーが多いですね。何か新しいことを始めるときは、チーム内でのレビューもあるので、経験の浅いメンバーには良い悪いを教えながら進めています。

その環境があるからか、いろんなことに挑戦したり、新しいことを起案するメンバーが増えましたね。


若手の育成と制度

クリス取締役

ーGMOアドマーケティングでは新卒も採用していますか?

クリス:はい、毎年採用しています。経験はさまざまですが、最近は機械学習を勉強していた学生が多い印象です。入社後、1年経たないうちに活躍しているメンバーがたくさんいるので心強いです。
本人の希望や部署の状況、スキル面などあらゆる角度から配属先を決めていますが、どの部署でもアプリケーション開発から機械学習まで幅広く経験を積んでもらってます。


吉岡:
新卒メンバーはみんな明るくて技術好きですね。GMOグループが掲げるスピリットベンチャー宣言に「明るく、にこにこ、大きな声。GMOインターネットグループの特徴です。」という一文がありますが、まさに「明るくにこにこ」な子が活躍している印象です。

みんな開発することが本当に好きなので新しいことをお願いしても楽しく前向きに対応してくれています。そのおかげで仕事も任せやすいですね。前向きに動いてくれる人には年次関係なく、仕事をどんどん任せて開発やスキルが向上するよう支援しています。


ー若手の育成について工夫している点はありますか?

クリス:新卒入社のメンバーには「バディ」と「ペアプログラミング」という制度を導入しています。バディ制度は入社後、1on1のOJT形式で業務の進め方やプライベートな話までなんでも相談に乗ってくれる年次の近い先輩が1年間ついてくれる制度です。
ペアプログラミング制度とは、参画するプロジェクトに合わせてペアを組み、得意領域に特化したメンバーが若手メンバーについてレクチャーする制度です。


ーバディ制度はどのような効果がありましたか?

吉岡:バディ制度は、困った時に気軽に相談できる先輩がいることで、入社したばかりのメンバーが不安を抱えず過ごせる環境づくりができています。
入社して1年目は新しいことだらけで不安も多いと思います。そして、時には失敗することもあると思います。バディは、失敗した時に正しい方向を教えてくれる存在でもあります。初めてのことは失敗するのが当たり前。失敗を許容してくれる関係性を持つことで失敗を怒るのではなく、チャレンジしやすい環境づくりにも貢献できていると思います。


ーペアプログラミング制度はどのような効果がありましたか?

クリス:ペアプログラミング制度は、スキル面においてとても効果がありました。若手メンバーも開発責任者たちとペアプログラミングを通じて、一緒に開発をおこなっています。1人で学習していると時間がかかるものも、経験のあるメンバーと進めることで短時間で学習することができます。
教える側には少し負担がかかってしまいますが、開発本部全体のスキルアップを目指すため、できる限り時間を割いて対応しています。


エンジニア組織におけるこだわりと成果

吉岡マネージャー

ー組織づくりにおいてこだわっているポイントはありますか?

クリス:スクラム開発(※1)をおこなう体制づくりにこだわっています。以前の開発本部は、チームごとに担当するプロダクトを決めていました。
配属後、最初のうちは新しいことがたくさんなので成長機会も多くありますが、2〜3年経つと技術が固定化・マンネリ化していく傾向にありました。成長したいエンジニアは常に新しいものを触りたい人が多いです。

そこで、GMOアドマーケティングではチームごとに取り組んでいるプロダクトの固定化を排除しました。チームはあくまで「育成の関係」にしています。それぞれのプロダクトをどのチームメンバーに担当してもらうか月毎のスクラムでアサインして進めています。

(※1)スクラム開発・・・チームを組んで役割やタスクを分散し、コミュニケーションを取りながらおこなう開発手法です。


ースクラム開発をおこない、どのような成果がありましたか?

吉岡:良かった成果はたくさんあります。スクラム開発前は、1つのプロダクトを開発するためにマネージャー1人で7人以上のメンバーをマネジメントしていかなければなりませんでした。その当時は、マネージャーが忙しくて相談しづらいという声がたくさん上がっていましたが、スクラム開発後は相談できるメンバーが増え、生産性とスキルの向上に繋がりました。

そして、たとえば開発リソースが必要になった際、これまでは新しい人を採用するという考えしかありませんでしたが、他チームから移動して適応する人に手伝ってもらうことが可能になりました。スクラム開発のおかげでマネジメントとスキル、両面を補うことができるようになり、良い成果がとても出ていると思います。

現在の開発体制についてはTECH BLOGでもご紹介しておりますのでぜひご覧ください。


ーメンバーのキャリア育成でこだわっているポイントはありますか?

クリス:キャリアシートというメンバーを育成するツールを開発本部に導入しています。仕事上のワクワクポイント、現在どんな技術、業務に興味を持っているか、将来目指すキャリアなどを明文化して開発本部内で共有し合っています。

マネジメントノウハウを形にすることでマネージャーになったばかりのメンバーも過去のノウハウにならってオリジナルの育成方法にアップデートしています。


吉岡:
キャリアシートはテンプレートがあるのでマネージャー間の意思疎通がしやすく、とても助かっています。シートには、自分のキャリアや会社から求められていること、今の課題などを明文化して月1回更新しています。

キャリアシートが部署内で公開されているおかげで、周りがどんな目標を立てているのか知ることができます。役職問わず公開していくので、上司が何を目指しているかも知ることができ、上司の考え方を参考にするメンバーも多いです。

キャリアシートについてもTECH BLOGでご紹介しています!


ー今後挑戦したいことはありますか?

クリス:GMOアドマーケティングは、アドテクノロジーを主力事業とする企業なので優秀なエンジニアの方に入社いただけるようもっと組織を成長させていきたいですね。「GMOグループを代表するテック企業」に成長させていきたいです。

吉岡:自分が開発したもので日常がより便利になるサービスをどんどん作っていきたいですね。あとは、エンジニアのスキルや成長を評価できるようなシステム構築をおこないたいです。


ーどんな方に仲間になっていただきたいですか?

クリス:前向きで技術が好きな方にぜひ仲間になっていただきたいです。GMOアドマーケティングは、開発はもちろん、イベント登壇や勉強会など自分が得たスキルや経験をアウトプットする機会が多くあります。前向きなメンバーたちと一緒にスキルを学んでいろんな機会に挑戦してくれる方がいいですね。

吉岡:幅広い開発業務に興味のある方がいいですね。GMOアドマーケティングはやりたいことが見つかれば、いろんなプロダクトに携わることができます。なので、上を目指したいエンジニアの方であればたくさんの成長機会があると思います。私たちと一緒に楽しく技術スキルを伸ばしていきたい方にぜひ仲間になっていただきたいですね!



最後までお読みいただきありがとうございました。

GMO Developers」では GMOインターネットグループの開発者向け情報をお届けしておりますのでこちらもぜひご覧ください。

開発本部に関する詳しい内容はこちらでご紹介しています。

今回はGMOアドマーケティング 開発本部の2人にお話を伺いました。現在、開発本部では一緒に働く仲間を募集しております!皆さまからのご応募お待ちしております。

Text & Directed by. Rika Murata

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