マネージャーに聞いた、アフィリエイト広告ならではのおもしろさと魅力
今回はGMO NIKKOのアフィリエイトパフォーマンス部でマネージャーとして活躍する、眞木さんにお話を聞きました。
アフィリエイトパフォーマンス部の仕事について
ー眞木さんが取り扱う、アフィリエイト広告について教えてください。
アフィリエイト広告はインターネット広告の一つです。商品購入、問い合わせ、会員登録など、サイトの閲覧者がアクションをおこなった時にはじめて広告費が発生する広告です。成果報酬型なので費用対効果が高い広告だと思います。
ーアフィリエイト広告は、どのような運用をおこなっていますか?
アフィリエイト広告は「広告主」「媒体主(アフィリエイター)」「ASP(Affiliate Service Provider)」(※)と連携しながら運用しています。
私たちは、数あるASPと掲載内容の調整、クリエイティブの最適化、業種・業態の繁忙期に合わせた強化施策のご提案、プランニング設計をおこなっています。アフィリエイト広告の運用は、ASPの協力がないと改善できないことも多いので、定期的にコミュニケーションをとることでリレーションの強化も意識しています。
ー成果報酬型広告は魅力的ですね。アフィリエイト広告にも課題はありますか?
課題は大きく2つありますね。
1つ目はブランドセーフティー(※)、2つ目に運用管理です。
1つ目のブランドセーフティーは、広告主の視点でみると「ブランドの安全性」です。例えば、アダルト、暴力表現、ギャンブルなどの公序良俗に反するようなメディアやぺージに広告が掲載されると、そのメディアを支持しているかのような印象をユーザーに与えてしまい、ブランド毀損につながる可能性があります。また業種によっては、優良なメディアに掲載された場合でもブランド毀損につながる場合があります。飲酒運転のニュースの記事にビールの広告が掲載されてしまう場合などです。
アフィリエイト広告は、掲載を許可したメディアのどこに広告が掲載されているか、すべてを把握することが困難でした。ブランドセーフティーに課題を感じ、アフィリエイト広告に注力できていない企業も多いと思います。
2つ目の運用管理は、運用の管理を一元化できないという課題です。
クライアント様は複数のASPを利用されるのが一般的です。そのため複数のASPの運用状況を一括で管理することができないため、広告配信を強化し、多くのASPと取り組みをおこなえばおこなうほど、管理が煩雑になりやすいのです。
そこで、私が所属するアフィリエイトパフォーマンス部では、アフィリエイト広告の課題を解決するべく、自社サービス「TRUEアフィリエイトbyGMO」の提供を開始しました。
ーGMO NIKKOの強みである、自社サービス「TRUEアフィリエイト」はどのような機能がありますか?
「TRUEアフィリエイト」には、3つの機能があります。
ワンタグシステム、アドベリフィケーション、コールトラッキングです。
まず1つ目の「ワンタグシステム」は、アフィリエイト広告の成果計測を一元管理するシステムです。従来は広告配信をおこなうASPのタグを設置する必要がありました。つまり、ASPの数だけタグの設置が必要だったんです。
このツールでは、1つのタグで複数ASPの管理が可能になったのでタグ設置の作業工数が軽減し、統合レポートによる分析が可能になりました。
2つ目のアドベリフィケーションは、ブランドセーフティーにつながる機能です。事前に掲載NG条件を設定し、テキストや画像をもとにAIが自動でページ内容を判断してくれます。この機能を使うことで、NG判定されたページでは広告を非表示にすることができ、ブランド毀損につながるページへの掲載を防ぐことが可能になりました。
また3つ目のコールトラッキングは、WEB経由CV(コンバージョン)だけでなく、電話経由のCVも計測できる機能です。電話による問い合わせや申し込みの割合が多い業種でも、効率的にアフィリエイト広告を活用できるようになりました。
ーアフィリエイトパフォーマンス部ではどのようなミッションを担っていますか?
アフィリエイトパフォーマンス部は、2つのミッションを担っています。
1つ目はアフィリエイト広告の運用をおこなう「プランニンググループ」、
2つ目はTRUEアフィリエイトの提案推進をおこなう「推進グループ」です。
プランニンググループでは、金融業界、旅行業界、教育業界、電子書籍業界のナショナルクライアントを中心にアフィリエイト広告の運用を担当しています。推進グループでは、TRUEアフィリエイトの提案推進としてセミナーの開催や、営業メンバーと一緒に提案をおこなっています。また、受注後の開始までのフォローもおこなっています。
アフィリエイト広告運用と自社ツールの拡販をおこなうことで、アフィリエイト広告の取引拡大を目標にしてます。
ーアフィリエイトパフォーマンス部ならではの仕事のおもしろさはありますか?
一番の面白さは、クライアント様、ASP、代理店の3社でWin-Win-Winの関係を築けることです。私たちが取り扱っているアフィリエイト広告は、クライアント様の売上が上がると、ASPの売上も上がります。3社で良い関係を築けるのがアフィリエイト広告のおもしろさであり、最大の魅力だと思います。
また、ASPとの関係は数字だけではない、人情があると感じています。関係づくりがとても大切で、クライアント様だけでなくASPとも深く付き合えるところも魅力の一つもであります。
GMO NIKKOに入社を決めた理由
-前職ではどのような仕事をされていましたか?
前職は大手グループ会社に在籍しており、WEBの企画から制作、広告集客のパッケージプランの提案などに従事していました。
他社とのアライアンス業務にも注力しており、他社営業と連携しマス広告の提案などもおこなっていました。
ー転職を決めたきっかけは何ですか?
前職の前は、自身で立ち上げた会社を5年ほど経営していました。やむをえず会社を解散させることになったのですが、その際に事業を立ち上げるうえで会社を永続的に発展していくためには何が必要かを考えていました。自身の事業立ち上げへの学びを得るために、多角的に事業を展開し、グループ経営をおこなっている企業でもう一度学びたいと考えていました。
ーGMO NIKKOに入社した決め手は何ですか?
アフィリエイトを強化していくタイミングの一つであったこともあり、これまで培ってきた経験を最大限に活かせる場であったこと。
また、GMOインターネットグループはインターネット事業を多角的に展開しながらグループ経営をしています。インターネットサービスを通じて会社を永続的に発展させていくための各グループ会社の経営モデル、事業モデルを身近に感じながら学べる環境でもあり、新事業を立ち上げる環境も揃っていることから入社を決断しました。
今後のキャリアについて
ーGMO NIKKOで思い描くキャリアビジョンはありますか?
まず、この1~2年で取り組んでいきたいことは、TRUEアフィリエイトというサービスをGMO NIKKOの中核サービスに押し上げることです。そして、取引先にも「GMO NIKKO=TRUEアフィリエイト」というイメージを作っていくことです。
2つめはアフィリエイト広告代理店NO1の地位を確立することです。
そのためには、TRUEアフィリエイトの機能拡充、パートナーとのアライアンス強化、ウェビナーの開催など1年を通じて継続的に取り組むことが必要だと考えています。私がアフィリエイト広告に出会ったのは新卒で入社した会社でした。モバイルアフィリエイトの立ち上げなどにも携わってきましたが、今までの経験からクライアントニーズを全て網羅しているのが「TRUEアフィリエイト」であるという自負があります。
この1~2年でTRUEアフィリエイトを軌道に乗せ、今後は新たな自社サービスの企画開発に携わっていきたいです。
ー将来のキャリアビジョンも教えてください
WEBサービスがすごく好きなので、新しいwebサービスをたくさん使いながら「どんな機能があったら嬉しいか?」「誰もが利用したいwebサービスなのか?」等を日々考えながら利用してます。誰もが当たり前に使うサービスや自分の生活の一部になるようなインフラサービス、ウェブサービスを提供する会社をおこしたいと考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
今回はGMO NIKKO、アフィリエイトパフォーマンス部マネージャーにインタビューしました。