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#03 育休中パパの1日と復職後の仕事・育児の両立

GMOアドパートナーズで活躍しているパートナー(社員)の1日のスケジュールから働き方、休日の過ごし方など幅広く紹介する「パートナー24時間密着」シリーズ。

3本目となる今回は「パパさんの育休中の1日編」。GMOアドパートナーズでは、働きながら家庭と両立させているパパ社員・ママ社員が年々増え、積極的に育児休暇を取得する男性も増えてきました。そこで、2020年に育休を取得したGMO NIKKO 佐藤さんに育休中の過ごし方や、育休取得に至った背景、男性の育休取得についての思いを聞いてみました。

佐藤 翼(さとう つばさ)
GMO NIKKO株式会社 コンサルティング本部 マネージャー
2015年1月、GMO NIKKOに中途入社。
マネージャーとして11名のメンバーをマネジメントする傍ら、4歳の長男と2歳の次男の二児の父でもある。2020年7月〜10月に育児休暇を取得。現在は復職し、子育てと仕事の両立に日々奮闘している。


男性パートナー育休のリアル


ー佐藤さんはどのくらいの期間、育児休暇を取得されていましたか?

僕は次男が生まれた後の2020年7月〜10月の4ヶ月間育休を取得しました。


ー取得を考えたきっかけはなんですか?

僕も妻も地方出身者のため、近くに頼れる人が全くいませんでした。長男の育児の際に、共働き夫婦2人だけで育児をすることの大変さを痛感したので、次男は首が座って育児が多少楽になる時期までは、夫婦2人で子育てに集中したいと思ったことが育休取得を考えたきっかけです。

そもそも育休を取る機会は人生に数度しかない貴重な経験です。国としても男性の育休取得を推奨していますが、やはり女性に比べて取得率はまだまだ低いですよね。理由はたくさんあると思いますが、「周りに男性の育休経験者がいない」というのも理由の一つにあると思います。

マネージャーという役職者である僕自身が育休を経験し、メンバーに経験を伝えていくことで「男性の育児休暇」という貴重な経験への後押しになればいいなと思ったことも決め手になりました。


―育休取得について、奥様の反応はいかがでしたか?

当時、妻の周りにもまだ男性で育休を取得している人がいなかったので、はじめは「本当に育休取れるの?」と疑い半分でした(笑)。でも実際に取得できると決まった時には、「ステイホーム期間で日常生活が窮屈だったり、お盆に実家に帰れなかったりとストレスが多い中で育休を取ってもらえるなら本当に助かる!」と感謝してくれました。


ー社内や周囲の方の反応はいかがでしたか?

GMO NIKKOでは過去に育休を取得した男性はあまりいませんでしたが、上長に育休取得の相談をした時も特に驚きはされなかったです。むしろ「いいね!もちろんとった方がいいよ。」と言ってくれたので心置きなく取得することができました。

会社以外の周囲の人の反応については、「すごい!」「羨ましい」という反応が多かったです。僕の周りでも当時男性で育休を取っている人は全くおらず、「うちの会社は絶対無理!」という声を結構聞きました。

「働き方改革」という言葉はここ数年よく聞くようになったものの、男性の育休含め、実際のところ対応できている企業は多くはないというのが現状だと痛感しました。

ー育休までの流れを教えてください

取得の半年程前にはすでに上長に相談していました。僕はマネージャーというポジションでもあるため、早めに調整をおこなう必要があると考えていたからです。僕がいない間の案件の引き継ぎ先や、チームメンバーの編成については、毎週のように上長とコミュニケーションを取っていました。

人事に意思を伝えたのは取得の4ヶ月前だったと思います。育休取得に伴う事務的なコミュニケーションが中心でしたが、不明点も丁寧に説明いただけたので本当に助かりました。提出書類も多くはなかったので、あまり煩わしさを感じることもなくスムーズに手続きが完了しました。


ー育休取得に向けて取り組んだこと、準備したことはありましたか?

​取得までは当時の自分の案件の効果改善に力を入れました。後任者に担当しているクライアントの広告運用での負担はなるべく掛けたくなかったので、広告アカウントをベストな状態で渡せるように努めました。


ー育休取得にあたって心配だったことはありましたか?

自分の仕事を他の人に引き継がなくてはいけないので、ちゃんと業務が回るのか、負担になってないかという不安はありました。最終的には周りの理解とサポートがあったので最終的には安心して育休に入ることができました。


育休中パパの1日

育休中の佐藤さんの1日のスケジュールがこちら!

―実際に育休取得してみていかがでしたか?

育児は楽しくもありましたが、本当に大変でした。僕は妻がいたので比較的気持ちに余裕もありましたが、世の中のワンオペで育児されている方たちは本当にすごいなと思いました…….。

僕が育休を取得したタイミングでは、長男が2歳半で、非常に活発に遊ぶ時期。なおかつイヤイヤ期で全く親の言うことを聞いてくれません(笑)。その傍らで生まれたばかりの赤ちゃんを面倒見るのは危険も伴いますし、容易ではなかったと思います。僕と妻どちらかだけで子供二人を見ないといけない状況は困難だったので、僕も育休を取得できて本当によかったです。

人生を通して、子どもとこんなにもずっと一緒に過ごせる期間はなかなかないと思うので、とても貴重な時間でした。

また育休の間に妻とも話し合い、これからなるべく家事はアウトソーシングしていこうという結論になりました。ゆくゆくは家事代行サービスやフードサブスクリプション形式のサービスなども使ってみようと思っています。


ーアウトソーシング!これもまた、翼さんが育休を取得して夫婦お2人で家事育児に向き合ったからこそできた新しい決断ですね。

そうですね。話し合う時間をしっかり取って、自分たちの状況に合った選択をする。毎日仕事や育児に追われているとそういう時間を取るのがなかなか難しかったり、お互いの苦労に気づけなかったりすることもあるかと思いますが、実は一番大事なことかもしれないと改めて感じました。


―育休中の1日の中に自由時間もありますね。お子さんとの時間だけでなく、しっかり家事もされていますが、奥様と2人で家事育児を分担することで、自分の時間も取れていたのですね

はい!僕はこの空き時間を利用して趣味であるワインの資格を取得しました。子供を抱っこしながら壁に貼った暗記シートをみたり、隙間時間を活用して勉強しましたね。この資格を活かして今後はワインやお酒関係の案件もやってみたいです。


復職後の変化

―復帰するまでに、会社や上長とのやりとりはありましたか?

復帰の1ヶ月前に上長と面談をしました。その時点での会社や本部、案件の状況を説明してもらい、それらを踏まえた上で復帰後の役割について話し合いました。育休取得前にも復帰後の話はしていたので、大きなギャップはなかったです。


―復帰するにあたって不安だったことはありましたか?

大きな不安は特にありませんでしたね!情報のアップデートについていけるかは若干不安でしたが、4ヶ月だし大丈夫だろうとは思っていました。


ー実際に復帰されていかがでしたか?

まずはたくさんの方々に「おかえり」「久しぶり」と皆さんが温かく迎えてくださったことが素直に嬉しかったです。帰る場所があってよかったと安心しました。

もう1点すごく良いなと感じたことは、過去の勉強会や月初朝礼、締め会、キックオフなどが全て動画で残っていることです。全ての動画を1.5倍速で閲覧して会社や業界の流れを素早く遡ることが出来ました。オンライン開催で録画が容易になった点は、非常にポジティブな影響だと思いました。


―育休取得前と復帰後でお仕事の内容に変化はありましたか?

4ヶ月の間に広告関連の情報のアップデートはあったものの、復帰後も以前とほぼ同じ業務に戻ることが出来ました。

変化があったことといえば、子供のいるメンバーと話す機会が増えました。ママさんパートナーに育児に関するアドバイスをもらったり、逆にこれからパパになる男性パートナーから相談を受けたりするようになったことが嬉しい変化でした。育休を取ったことで、僕に対する印象が良くなったのかもしれないですね(笑)。


現在の仕事と育児の両立

ー現在、お子さんとの時間は取れていますか?

平日はどうしてもゆっくり子供との時間を取ることは難しくて、メインは土曜日・日曜日になってしまうのですが、在宅勤務の日は必ず家族全員が揃って夜ごはんを食べるようにしています。


ー現在は奥様も復職されて共働きと伺いましたが家事はどう分担されているのですか?

平日は夜ごはんを作るのは妻、皿洗いは僕。保育園の送迎は僕、お迎えは妻という感じで分担をしています。あとは僕が長男を、妻が次男をそれぞれ寝かしつけていますね。長男は僕じゃないと寝ないんですよ(笑)。


ー復帰されてからもうまく家事や育児の分担をされているんですね!復職後大変だったことはありましたか?

ステイホーム期間に保育園が閉鎖になった時は大変でしたね。その時は僕と妻が交互に仕事を休んでどうにか2週間を乗り切りました。上長も子供がいる人も多いので、事情も理解してくれましたし、周りのメンバーもフォローしてくれたのでとてもありがたかったです。


男性の育児休暇について思うこと

ー佐藤さんご自身が育休を取得されて、男性が育休を取得することに関して改めてどう思いますか?

僕自身育休を取得しましたし、これから育休を取得する男性が増えていくと思いますが、強制はしたくないと思っています。家事や育児の得手不得手もありますし、働き方やライフスタイルが多様化している現代において、男性の育休が必要かどうかは各家庭次第だと思います。

在宅勤務やフレックスが導入され、自由な働き方が浸透してきています。もし夫婦ともにそういった制度をフル活用出来ていれば仕事と育児の両立が出来るというケースもあると思います。

こうした時代背景も踏まえ、今後マネージャーとしてやっていくべきことは、男性の育休が「選択肢として普通に選べる状態」を作ることなのかなと感じました。メンバーが育休を取りたいと思った時にそこに対する不安や懸念がなくすんなりと取れる、そういった状態を実現していきたいと考えています。

最後になりますが、僕の育休に向けて色々な調整をしてくださった上長、僕の担当案件を引き継いでくれたメンバーなど名前を上げるときりが無いのですがサポートしてくださった皆さんには本当に感謝しかないです!


最後まで読んでいただきありがとうございました。
育休復帰後の佐藤さんの1日をGMOアドパートナーズ公式TikTokにて公開しています!ぜひご覧ください。

@gmo_ap

\パートナー24時間密着⏰/仕事と育児を両立するパパさんはどんな1日をすごしてる🫣?#新卒採用 #中途採用 #社員の1日

♬ I Wanna Be Your Ghost (feat. Ghosts) (Sabi Ver.) - Gen Hoshino


次回はどんなメンバーが登場してくれるでしょうか?どうぞお楽しみに!


Text & Directed by.Momoko Aoyama

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