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クリエイターとしての思考力を学び、社内賞受賞に至るまでの道のり

GMOアドパートナーズで活躍するパートナー(社員)に、入社後どんな経験をしてきたのかキャリアのあゆみ、それぞれが描く未来についてインタビューする「パートナーインタビュー」シリーズ。

今回は、2021年12月にGMOアドパートナーズの連結企業であるGMO NIKKOに中途入社した、動画クリエイター小松さんにお話を伺いました。

【プロフィール】
小松 郁 (こまつ かおる)
GMO NIKKO株式会社 クリエイティブ本部 クリエイティブ部
ムービーグループ ゴールドスペシャリスト
2021年12月にGMO NIKKOに中途入社。入社後は動画クリエイターとして、旅行業界を中心に担当。2023年2月にGMO NIKKO Surprising Partner Award(SPA)Growth Career部門賞 受賞。


前職からの転職を振り返る

ー現在動画クリエイターとしてどんなお仕事をされているか教えてください

現在は動画クリエイターとして、クライアントの課題に対して、動画を活用したアプローチで課題解決の企画・提案をおこなっています。私が所属しているムービーグループは現在7人のメンバーが所属しており、大半は手を動かして映像を制作するメンバーですが、私は動画を制作するというよりはコミュニケーションのプランニングを作る方がメインです。

プランニングと一言でいっても企画・撮影・編集・納品までの映像制作全行程と、それに関わる全ての人・モノを管理し・円滑に進行する業務です。制作にかかるコスト管理や制作会社への指示・折衝なども私がおこなっています。

GMO NIKKOが得意とするYouTubeやSNSで流す広告動画はもちろん、それ以外にも駅のサイネージなどで配信する広告動画の制作にも携わっています。通常は3〜4件、繁忙期は5〜7件を同時並行で担当しています。


ー前職はどんなお仕事をされていましたか?

1社目では、テレビ番組のディレクターとして旅番組・教育番組制作に携わりました。5年間で47都道府県全てを取材しました。常に全国各地を飛び回っている状態で1ヶ月のうちで東京にいる日の方が少ない月もありました。

その後、映画・映像制作会社に転職し、プロジェクトの総責任者であるプロデューサーとしてCMやWebムービー、ミュージックビデオなど低予算案件から大規模案件まで幅広い動画の制作に従事しました。


ー転職のきっかけを教えてください
前職のプロデューサー業務は、今の仕事とは違って手を動かすことが中心の「左脳業務」でした。しかしもっと企画を考えたり、映像のプランを考えたりといった「右脳業務」にも挑戦してみたいと思い、転職を決意しました。


ーなぜ転職先にGMO NIKKOを選んだのですか?
自身のやりたい業務内容のポジションで内定をいただけたから、というのが一番ですが、業務内容以外で入社を後押しした理由は2つです。1つ目は転職をするなら、将来的にもっと伸びそうな業界、いわゆる成長企業で働きたいという気持ちがあったからです。インフルエンサー事業やTikTokといった新しい事業にも注力しているGMO NIKKOはとても魅力に感じました。

2つ目は選考の中でオフィスを案内してもらったのですが、シナジーカフェGMO Yoursでは食事・ドリンクを無料で食べることができたり、GMO Bali Relaxというプロのマッサージを受けられるスペースがあったりと、福利厚生が充実していたことも決め手となりました。


ー入社されて1年が経過しますが、入社前とのギャップはありませんか?

特にありませんでしたね!入社して1年と少し経過したのですが、ワークライフバランスがとりやすい環境だと感じています。何より一番嬉しかったのは犬を飼えるようになったことですね。長年犬を飼いたいとは思っていたのですが、毎日お散歩に行く時間、一緒に遊んであげる時間がなかなか確保できず諦めていたんです。

愛犬の福ちゃん

しかしGMO NIKKOではフレックス制度や(※)Anywhere Work制度も導入しているので上手くプライベートの時間も確保できるようになり、念願だった柴犬を飼うことができました!

(※)Anywhere Work制度とは・・・
規定日数内で、オフィス以外の場所(自宅、コワーキングスペース、カフェ等)で勤務ができる制度です。

社内賞受賞までの道のり

ーどんな業界のクライアントを担当することが多いですか?

私は旅行業界のクライアントを担当することが多いです。大手旅行会社のキャンペーン動画企画に携わったり、また最近では、積極的に入札に応募したことで、官公庁からの案件も増えてきました。前職での旅番組の制作経験や、日本全体のインバウンドを盛り上げるといった企画に携わった経験が役立っているのかもしれません。


ー小松さんは先日(※)Growth Career賞を受賞されましたよね!

はい!受賞の知らせを聞いた時は本当に嬉しかったですね!同じ時期に中途入社したメンバーがライバルとなるのですが、みんなすごい成績を残した方ばかりだったので、まさか自分が受賞するとはという感じでした。

じつは、私は入社して半年間は正直何もできなかったんです……。前職でも動画制作会社に勤めてはいたものの、手を動かすことが中心だったので、クリエイティブのプランニングに関わったことがなかったんです。しかし動画クリエイターの仕事は0から1を生み出すことが求められ、これまでと求められるスキル・思考が全く違いました。

周りのメンバーは面白いアイディアがどんどんと出てくるのに、自分はアイディアが浮かばないばかりか、そもそも「どうやって考えていいかすらわからない」という状態で、とても悔しい思いをしました。営業のメンバーがせっかくチャンスを作ってくれても、自分の能力不足で失注してしまうことが辛かったですね。

(※)Growth Career部門賞とは・・・GMO NIKKOで半期に一度おこなわれている社内アワード「GMO NIKKO Surprising Partner Award(SPA)」の1年間で中途入社したパートナー(社員)の中で最も活躍したパートナー1名に贈られる賞。

ーどうやって受賞まで至ったのですか?

1つ目はスキルアップのためのセルフラーニングバックアップ制度を活用した課外学習によって「思考力」を磨きました。1年間で100時間以上を勉強の時間に費やしました。

また、ただ知識を入れるだけではなく誰よりも打席に立つことを意識して、積極的にアウトプットする機会もつくりました。はじめのうちはやはり知識がないので失注続きだったのですが、諦めずにほかのメンバーに提案資料のフィードバックをもらうことによって徐々にクオリティーを上げていくことができました。


クリエイティブなアイディアを出す秘訣とは!?

ー小松さん流のクリエイティブなアイディアの考え方があったら教えてください

このやり方が正解というものはないと思うのですが、僕なりに「思考力」を磨いて導きだした方法はこの7つです。

①インプットを整理する
②紙に書き出してみる
③体を動かす
④うすーく考えながら生活してみる
⑤類似・競合案件分析
⑥とりあえず誰かに話してみる
⑦違うアプローチができないか考えてみる

なかでも「③体を動かすこと」は特に意識していますね。アイディアを考える時って、机に向かってひたすら考えるという状況に陥りがちなんですが、私は煮詰まった段階で一度運動することを心がけています。散歩したり、自転車に乗ってみたり、動くことによって血が巡って思考が広がる感じがします!


ー仕事をする上で気をつけていることや意識していることを教えてください

クリエイティブを作っている時、「映像のクオリティをあげよう」、「いい映像を作ろう」と思ってしまいがちなのですが、クライアントが私たちに求めているのは広告の効果を出すことや広告的価値があるものを作ることだと思います。その本質を忘れてしまわないよう常に心がけています。

また広告のプランを考える時は、まずは誰かに見てもらい、率直な意見をもらうようにしています。私はいろいろな人に見ていただいて、なるべく多くの人の心を動かすことができる広告が「良い広告」だと思っています。先程の話と少し関係しているのですが、自分一人で考えるとどうしても「自分にとって良い広告」いわゆる自己満になってしまいがちだと思うんです。ですので、私は必ず誰かに見てもらって率直な意見をいただくようにしています。


GMO NIKKOで働く魅力と動画制作スタイル

ー中途入社の小松さんだからこそわかるGMO NIKKOの特徴はありますか?

前職で制作会社という立場でさまざまな広告代理店の方と一緒にお仕事をしてきた私の視点でお話しすると、GMO NIKKOは一人あたり業務の範囲が広いですね。他社では、1つの動画を制作するのにもクリエイティブディレクターがいて、コピーライターがいて、アートディレクターがいて…….とそれぞれ専門分野の方が分業してみんなで作り上げることが多いです。一方でGMO NIKKOはキャッチコピーからアートディレクション、コミュニケーション設計まで全部やるというスタイルが多いです。専門性というよりオールマイティーな人材が求められていると感じますね。大変だと感じる時もありますが、幅広い知識を短期間で身につけられますし、私自身はいろいろなことにチャレンジできて楽しいと感じています!


ーでは、あらためてGMO NIKKOの動画クリエイターに求められる素養はなんでしょうか?

私たちの仕事は人の心を動かす動画や施策を作ることなので、「人の気持ちを考えられる」素養は必ず必要だと思います。逆に人の気持ちさえわかれば、編集能力などのスキルに関しては努力次第で後から身につけられることになるので!


ー小松さん自身はどんな方と一緒に働きたいと思いますか?

GMO NIKKOは年齢も幅広いですし、髪色も赤い人から青い人までいて、本当に個性豊かなメンバーが多いです。でも世の中には、本当にいろいろな人がいますよね。ですから「普通の人」も世間の「普通」の感覚がわかるので、GMO NIKKOでは重宝されます。どんな人でも「その人しか考えられないクリエイティブ」があると思っているので、明確にこんな方という特徴はないですね!


ーGMO NIKKOで動画制作に携わる魅力を教えてください!

1つ目はGMO NIKKOだとまだまだ実写映像の実績が少ないという点です。言い換えるとまだ領域を広げられるポテンシャルがあるということです。GMO NIKKOでまだやったことのないような領域を開拓できるというところは魅力に感じていただけるのではと思います。

2つ目は、先程もお話ししたのですがGMO NIKKOは分業制で動画を作るというより広範囲の領域を担当できるので、スキルアップできるという点、完成した作品を見た時に「自分の作った映像だ」とより実感を持てるところが魅力だと思います!

ー最後に今後の小松さんの目標を教えてください!

今年からゴールドスペシャリストという役職を任せていただいているのですが、社内にも他社にもすごい方はたくさんいらっしゃって、自分自身まだまだだと思っているので、ここで満足せず学ぶことを辞めずにもっと大きい案件のクリエティブを作れるようなクリエイターになりたいと思っています。

制作会社の方もこれまで大変な仕事もたくさん協力いただいていたので、仕事を依頼することで、今まで協力してくださった皆さんにも恩返ししたいと思っています!


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今回はGMO NIKKOの動画クリエイターの小松さんにインタビューしました。


Text & Directed by. Momoko Aoyama



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