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事業開発部マネージャーに聞いた、No.1プロダクトを生み出す仕事のおもしろさとは?

GMOアドマーケティングでは「私たちはインターネットを通じて生活者、メディア、広告主、関わるすべての人が豊かになる世界を目指します」をミッションとして掲げ、さまざまな事業を展開しています。
このミッションを叶えるため、「AkaNe」「ReeMo」「TAXEL」などアドテクノロジーを駆使した自社プロダクトを開発・提供しています。

今回はGMOアドマーケティングの中核を担う「事業開発部」に所属する、プロダクトマネージャー佐藤さんにお話を聞きました。

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【プロフィール】佐藤 肇城(さとう としき)
GMOアドマーケティング株式会社
事業開発部 プロダクトマネージャー
2013年 新卒入社。メディアプランニング・バイイングなど、渉外・企画業務を担当した後、デマンド・サプライサイドそれぞれの自社プロダクト企画営業に従事。その後「TAXEL」を新サービスとして立ち上げ、事業責任者として推進すると同時に最年少マネージャーとしてプロダクトマネージャー部門を担当。現在は新規事業開発に従事しています。



プロダクトマネージャーの仕事について

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ー事業開発部の仕事を教えてください。

事業開発部ではGMOアドマーケティングの事業の中核となる自社プロダクトのディレクションをおこなっています。
一般的には「プロダクトマネージャー」と呼ばれる職種です。
市場調査、ビジネス企画、外部パートナーとの協業、開発ディレクション、PR・マーケティング、営業戦略策定、顧客ヒアリング等、多岐に渡るのでひとことで表現するのが難しい部署です(笑)。
「事業・プロダクトの成長のためにはなんでもやる」というのが正しいですね。


ーどのような方々と一緒に働くんですか?

GMOアドマーケティングには、エンジニア、コンサルタント、セールス、デザイナー等、様々な職種のメンバーがいますが、私のいる事業開発部は社内の全職種と関わる部署です。
また、社内のみならず協業している外部パートナーの方々、そしてサービスを使うお客さま等、あらゆるジャンルの方と関わることがあります。


ーすごいですね!どのような内容の依頼が多いですか?

依頼もさまざまですね。セールス担当とお客さまとの間で出た課題について解決してほしいと依頼がきたり、代理店さまや社内のコンサルタントから「こんな機能がほしい!」とご依頼いただいたり…。
いただいた依頼を直接解決することもあれば、複数のニーズを汲み取り、より本質的な課題解決となるようなアイディアを起案し実現していくこともあります。


ーどのように課題を見つけ実現していくのですか?

例えば「レポートが見づらいので見やすくして欲しい」といった課題に対し、直接的に機能を改善し要望に答えることもあります。
しかし、なぜそもそも「見づらい」という意見が出てきたのかヒアリング・考察していくと実はプロダクト側が想定していない使い方をされている場合があります。

そこで、「なぜそんな使い方がされているのか?」をさらに深掘りしていくと、そこからお客さまの隠れたニーズに気づくことができます。
課題に対する潜在的なニーズがわかると、そもそもレポート改善以前に「もっと〇〇の機能を充実させた方がよりご満足いただけるのではないか?」と考え、提供していくことができます。
この様なプロセスの繰り返しで、単に目の前の課題を解決するだけでなく満足度向上に繋げていくことができます。

また、依頼や相談を受けて取り組む仕事もありますが、事業開発部が主体となって起案し、取り組んでいく仕事も多いです。
市場トレンド・顧客状況を見渡す中で私たちから潜在的な課題やビジネスチャンスを発掘し、周囲の関係者を巻き込みながら実現に動いていきます。


ー事業開発部で働く魅力ってなんですか?

いろいろな方と関わるので身につく知識やスキルがとても多く、究極のジェネラリストになれることが魅力的です。

あとはGMOアドマーケティングの中で唯一の社長直下の部署であることも魅力的ですね。毎週、渡部社長とMTGをして、進行中のプロジェクトの話、事業課題、次にどんなサービスが流行るのかなど、良いプロダクトを生みだすためにディスカッションをしています。

自社プロダクトの「TAXEL」「AkaNe」「GMOSSP」「ReeMo」のみならず今後も新規サービスを立ち上げる際は、真っ先に関わる部署となります。


入社後のギャップから現在のキャリアに至るまで

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ー佐藤さんは学生時代からサービス作りに興味があったのですか?理系ですか??

よく聞かれるのですが、学生時代は経済学部だったので文系です(笑)!
大学のゼミで広告に関わったりサービスを作ったりしていたので昔からサービス作りをしてみたい想いはありました。


ー入社した当時を振り返るとどうですか?

私が入社したのは2013年です。当時GMOアドマーケティングの前身となる会社に配属となったのですが…正直、学生時代に思い描いていたような仕事ができていなかったと思います。


ーどんな風にイメージと異なったのですか?

当時は自分たちで仕組みを作ったり新しい商品を作り、世の中に出していく状況ではありませんでした。他社から仕入れてきた純広告の販売が中心で、自社商品のプロダクトがなかったのです。既存の仕組みの中で仕事をこなし、長らくおこなってきたやり方に沿って進める案件がほとんどでした。

私は「広告の企画をしてみたい!」「サービス作りをしてみたい!」と思い入社したので、「あれ?なんか思っていたWEB・広告の仕事と違うかも?」とギャップを感じていました。

当時はDSPやSSP、DMPといった今では当たり前となっている「アドテクノロジー」が出始めの頃だったので、どんどん純広告が置き換わっており、付加価値をつけずに仕入れた商品の仲介をするビジネスはシュリンクしていくんだろうな…と感じていました。


ーどこかで気持ちが切り替わったタイミングはありますか?

はい。新卒2年目になった頃、このままではもったいないと思い、自分なりに競合やWeb業界について調べていました。
そこで、せっかくWeb業界やテクノロジーを駆使した人たちが同じ業界にいるのであれば自分自身もできるようになった方がいいと考えるようになりました。
そこからですかね、開発やテクノロジーを分かるような人になりたい!と思ったのは。


相手を理解するための挑戦

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ーまずどんなことから始めましたか?

当時、私はGMOSSPのメディア向け提案営業をおこなっていました。
その頃のGMOSSPは今と異なり、実は他社からのシステムをOEM提供してもらい、GMOのブランドをつけて販売していました。
そのため社内にシステムの裏側について理解しているメンバーがおらず、非常に販売しづらかったのを覚えています。


ーなるほど。特になにが大変でしたか?

お客さまからサービスの機能や性能について指摘されることがしばしばあり、これは自分たちで開発していない最大の弱点だと思いました。

アポイントをとって新規提案の機会をいただけても機能面でよく断られました。そして、せっかく導入してくださったお客さまも同様の理由で解約になってしまうことも多かったんです。
その度に、「もっと機能を改善したいな…」「お客さまにもっと喜ばれるサービスを提供できるようになりたいな…」と思っていました。

しかし、自分たちでは機能開発ができず、OEMの提供元に相談をしてみるものの、あまり取り合ってもらえない。
さらには社内に技術テクノロジーを理解しているメンバーがおらず、上司や先輩に相談してもあまり聞き入れてもらえない状況でした。

もっとうまく売る方法を作りたいけど、八方塞がりでどうすればいいのかわからない…この状況が1番もどかしく大変でした。

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ー当時は外部のシステム会社に依頼していたのですね…どのように解決していったのですか?

HTMLやCSSのコーディングに興味があったのでまずは自分で挑戦してみようと思い、簡単な広告デザインやLPを試しに自分でつくってみました。
それをお客さまへテスト的に提供して少しでも改善される状況を作ってみようと試みたりもしました。

また、毎日エクセルでレポートを作成するのがかなり手間だったので、難しい関数を覚えて使えるようになったり、簡単なマクロを組めるように独学で勉強もしました。

私の場合、元から技術やプログラミングなどに興味があった訳ではありません。しかし、そういった現状打破、課題解決のために手探りで学び、触れていった経験を通して自然と抵抗感がなくなっていきました。


ー実際に挑戦してみてどうでしたか?

物事の捉え方・取り組み方を技術者視点でできるようになったことで、課題解決の発想にも繋がるようになりました。それまでの自分だったら、何か課題や困った時に、「これは機能・システム側の問題だから仕方がない…」と思ってすぐに諦めていました。

それが今では「この課題は〇〇部分の機能を△△のように改修すれば解決するよね」と、「できるかどうか?」ではなく「どうやったらできるようになるか?」を考えるようになりました。


ーなるほど!今までの向き合い方とはガラッと変えたんですね。

はい。すべての物事に対して仕組みを理解すればエンジニアの方とも話がしやすいことに気づきました。いろいろとプロダクト開発に関する勉強をすることで、共通言語で話せるようになりました。

自分のやりたいことを実現するためにも相手にうまく動いてもらう。
相手の立場にたって相手が分かりやすい、理解できる言葉で話さないと伝わらないなと改めて感じました。


大きく変わった環境と求める人物像

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ー7年前と今ではかなり状況も変わりましたね。

そうですね。2015年に渡部社長が代表取締役に就いてから、かなり変わったと思います。

現在では、社内にエンジニアのメンバーも多くいて、自社で開発したプロダクトをお客さまに提供して喜んでいただけるようになりました。
当時、私が願っていた環境が、今すべて整っています。


ー佐藤さんのポジションはセールス職やエンジニア職とは異なるんですよね…?

はい。まったく異なります。
事業開発部のプロダクトマネージャーというポジションはプロダクト全体のディレクションをおこなう立ち位置なので、セールス職・エンジニア職のメンバーとは異なります。


ー今までの経験の中で、経験して良かったなと思うことはどんなことですか?

セールス職を経験していて良かったです。
お客さまがどんなことを望んでいるか、想像できないとプロダクトを創るのはもちろん、より良いものにしていくための改善をしていくことすら難しかったかもしれません。

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ー今後、どんな方と一緒に働きたいですか?

私たちは、単にサービス・プロダクト作りをするのではなく、「事業を一緒に創りたい、一緒に伸ばしたい、一緒に大きくグロースさせたい」と考える人と働きたいです。

事業を創るプロセスの中で「サービス・プロダクト開発」にも興味を持って進めてくれる人と一緒に働きたいです。


ー事業開発部にはどんな想いで働く人がいますか?

自分たちのプロダクトをNo,1にするんだ、成功させるんだ!という粘り強さや執着心を持っています。

自分が最初から最後まで携わったプロダクトが形になって、お客さまが笑顔になり、そして会社に貢献できたとき、言葉にできないほどの達成感と喜びを感じることができます。


今後のキャリアと目標について

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ー最後に、今後目指したいキャリアや目標について教えてください。

私自身は今まさに新規事業の立ち上げをメインでおこなっています。まずはその事業をしっかりと軌道に乗せて成功させることが目標です。
そして、0→1で成長させる成功体験を多く詰むことで、これまで以上に事業開発の成功打率を上げられるようになりたいです。


ーゼロから立ち上げる事業の成功体験をできるだけ多く重ねていくということですね。

そうです。事業やプロダクト創りを成功させる「プロダクトマネージャー」の仕事は、ノウハウやHow to、勝ちパターンなどあるものの、属人化しやすい仕事です。知識も重要ですが、それ以上に経験と行動力が大切になる仕事だと思います。

まさに、バッターボックスに立ち続けることが経験をより濃いものにすると思います。もちろんうまくいかないことも多いですが、GMOアドマーケティングは積極的にチャレンジすることを応援してくれる会社です。

自分自身が成長するだけではなく、いかにメンバーにも沢山の成功体験をしてもらえるか?を考えサポートしていきたいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回はGMOアドマーケティングの事業開発部のプロダクトマネージャーにインタビューしました。チームメンバーの募集をしておりますのでご応募お待ちしております。

Text & Directed by. Rika Murata

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