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新卒史上最速で昇進したエンジニアが内定から入社後1年間を振り返る

GMOアドパートナーズに新卒で入社したパートナー(社員)に、入社後どんな経験をしてきたのかキャリアのあゆみ、それぞれが描く未来についてインタビューする「新卒パートナーインタビュー」シリーズ。

今回は、2023年4月にGMO NIKKOへ新卒入社した杉浦さんにお話を伺いました。

【プロフィール】
杉浦 巧(すぎうら たくみ)
GMO NIKKO株式会社 事業推進部門 マーケティングテクノロジー開発部
2023年4月にGMO NIKKO株式会社に新卒入社
現在は、機械学習エンジニアとして社内ツールの改修と広告の効果予測、さらにはマーケティングミックスモデリング の構築に携わる。

入社のきっかけは偶然参加したインターン!?

ー学生時代はどんなことに注力していましたか?

僕は、内閣官房AIシミュレーションプロジェクトの一環でおこなった、COVID-19の拡散シミュレーションの研究に力を入れていました。僕が大学院に進学した2021年は、ちょうど新型コロナウィルス蔓延直後でした。日々変化する状況下で、新型コロナウイルスがどのように広がるか、正確に予測することを目的として取り組んでいました。
特に、AIを用いてシミュレーションのパラメータを推定して、ソーシャルセンシング技術との融合に注力しました。その結果、厚生労働省が発表している「新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード」に参考資料として掲載されたり、第5波の精度の良い予測などの成果を上げることができました!


ー杉浦さんはいつから就活をはじめましたか?

僕は、就活のスタートが遅れてしまって、修士1年の秋頃から就活を始めました。実は、就職するか博士課程に進むか悩んでいたんです。しかし、研究室と会社はやはり文化も違いますし、自分の視野を広げるために会社で働くという経験を若いうちにしてみたかったため、最終的には就職することを選びました。


ー杉浦さんはGMO NIKKOが実施した2daysインターンシップ「SHIBUYA AD CAMP 2022」にご参加いただきましたよね!
どうしてエンジニア志望の杉浦さんがビジネス職のインターンにご参加くださったんですか?

実は偶然です(笑)。当時就活を始めたばかりの僕が、広告業界に興味を持っていることを先輩に相談したら、「こんな会社あるよ」とGMOアドパートナーズを紹介してくれました。事業内容を調べていくうちに、GMOアドマーケティング(※)についてもっと深く知りたいと思ったのですが、その当時GMOアドマーケティングはインターンの募集をしていなかったんです。

その時、GMOアドマーケティグと同じくGMOアドパートナーズの連絡企業であるGMO NIKKOのインターン募集を目にして、「ビジネス職向けのインターンだけど、会社のことを知れるなら……」と思い応募し、参加しました。

想像以上にビジネス職寄りのインターンだったのですが、インターネット広告代理店の提案コンペを体験できたのはよかったです!インターンに参加したことで、GMO NIKKOに入ることができましたし、エンジニア向けインターンだったら経験できないことだったと思うので(笑)。

(※)GMOアドマーケティング株式会社は2024年1月1日をもって、GMO NIKKO株式会社と経営統合しました。

ーもともと広告業界に興味があったとのことですが、理由を教えてください

もともと僕の研究室での研究テーマも「複雑な社会現象をどうモデリングするか?どう数式で表すか?」というものでした。広告も情報がどんどん人に伝わっていく社会現象だと思うので、そのデータやロジックを解明できたら面白そうだなと思いました。それが僕が広告業界に興味を持った理由です。


ーGMO NIKKOに決めた理由を教えてください

理由は大きく3つあります。
一つ目は仕事の内容です。自分の興味がある分野を追求したいという性格なので、仕事内容がマッチしていることは必須条件でした。そのため、もともとやってみたいと思っていた広告の効果測定をGMO NIKKOで経験できるという点が決め手になりました。

二つ目は、インターンや面談を通して感じた人の良さです。入社前からたくさんのパートナーとお話する機会がありましたが、まだ入社もしていない僕に本気で向き合ってくださり、親身に相談に乗ってくださいました。

最後は環境です。福利厚生が充実しているだけでなく、若手でも裁量を持って仕事ができるという点に惹かれました。面談でお会いした皆さんがイキイキと自身のお仕事についてお話しされている姿を見て、僕もこんな風にエネルギッシュに仕事がしたいと思いました。


ー杉浦さんは内定者インターンにも参加いただいていましたよね!
内定者インターンはいつから始まりましたか?

修士2年の秋からスタートし、おおよそ週1回勤務をしていました。インターンでは、Webアプリに関する研修や、アドファインダーの改修を任せていただいていました。


ー大学院での研究と内定者インターンの両立は大変ではありませんでしたか?

正直大変でした(笑)。ただ、研究が忙しい時は、インターンの出勤頻度を調整していただいたので、入社までの約半年間、研究とインターンを両立することができました。


頑張りを認めてもらえる環境

ー現在はどんな業務を担当していますか?

主に社内ツールの改修と広告の効果予測、さらにはマーケティングミックスモデリング (以下、MMM)の構築に携わっています。
Yahoo!やGoogleにどれだけ投資したら、どれくらい利益が得られるかを推定して次の施策を提案する社内ツール「広告予算最適化AI」では、ユーザーインターフェースを改善するための新機能を提案し、その実装を担当しています。

そのほかにも、広告出稿前にテストをして効果が高いものだけを実際に掲載する「広告効果予測AI」、電子書籍アプリの広告用に漫画の印象的なシーンをAIが自動選抜する「広告クリエイティブ支援AI」の開発をおこなっています。広告の効果予測とMMMの構築においては、機械学習モデルや統計モデルを活用しています。具体的には、過去の広告データと売上実績を分析し、ROIの最適化に貢献しています。


ー杉浦さんの所属する部署について教えてください

僕の所属している部署は、エンジニアという職種柄でもあると思うのですが、業務中は皆さん黙々と集中して作業する方が多い印象です。しかし、わからないことがあれば、必ず助けてくださいますし、経験豊富なメンバーが多くいらっしゃるので、安心感があります。


ー業務のやりがいはなんですか?

広告の効果予測において、クリエイティブがユーザーの意思決定にどれだけ影響を与えたかを定量的に把握できることです。数字として出てくるその影響度が、マーケティング戦略の調整や次のステップへの手がかりとなり、非常に価値のある情報となります。このように、技術を用いて抽象的な要素を具体的な数値に落とし込む過程が、僕にとって大きなやりがいとなっています。

また、院生時代はAIを開発して終わりでしたが、今は開発したAIを作ったうえでWebアプリに搭載して、実際に自分が作成したAIがwebアプリとして提供できるところまで携わることができるので、面白いです!


ー入社後、一番大変だったことはなんですか?

一番大変だったことは、「漫画解析AI」開発におけるパフォーマンスチューニングでした。これは、AI開発からWebアプリ化までを一人でおこなった初めてのプロジェクトで、AI開発時には見えてこなかったWebアプリとしてのパフォーマンスについても、考慮する必要がありました。AI自体は高速でしたが、Webシステムに組み込むと遅くなるなどの問題が生じ、その対応には苦労しました。


ー杉浦さんが仕事を進めるうえで大切にしていることを教えてください

僕が仕事をするうえで大切にしていることは、「ひたすらに目的思考」であることです。データサイエンスをやっていると、とりあえずAIを使ってみようと思ってしまう時があります。ただ、闇雲にAIを使っても、結局課題や目的を念頭に置かないと、開発していくうちに「何をしたいんだっけ……」と迷子になることが多いです。実際に入社してから、途中で目的を見失ってしまい、失敗をした経験から学びました。データ分析の仕事を進めるうえでは、どれだけ時間がかかっても良いので、目的をしっかり定めることが重要だと思います。


ー入社後のギャップはありましたか?

内定者インターンとして入社前からオフィスで勤務していたということもあり、社内の雰囲気が掴めていたので、ギャップはありませんでした。ただ、良い意味のギャップとして、想像以上に昇格のスピードが速いなと感じました。


ー杉浦さんは入社半年で昇進されていますよね。新卒史上最速の昇進と伺いました!

ありがとうございます!GMO NIKKOは頑張ったら頑張った分、しっかり評価してもらえる環境だと思います。人や環境に恵まれたこと、そしてもともとこの分野が好きで、日々勉強していたことが結果に繋がったと思っているので、これからも継続して学び続けたいと思います!


ー杉浦さんが思うGMO NIKKOで働く魅力を教えてください

自分のやりたいことが実現できる環境が整っている点です。僕は、新卒で入社したにもかかわらず、「効果予測に関わりたい」と上長に相談したところ、ただ快く承諾するだけでなく、専門のチームまで編成してくれました。このようなフレキシビリティとサポート体制が、自分自身の成長やキャリア形成に非常に有益です。パートナー一人ひとりの意志や目標に対して、全力でバックアップしてくれる文化があり、それがGMO NIKKOの大きな魅力だと思います。

また、GMO NIKKOは若手のうちから幅広い知識と経験を身につけることができるという点も魅力だと思います。たとえば、僕は機械学習エンジニアという立場なのですが、他社だと基本はAIを作るところまでしかやりません。その作ったAIをWebアプリに搭載するのはまた別の人の業務になります。このように他社では専門的に役割が分かれている会社が多いですが、GMO NIKKOでは一気通貫して携わることができます。そのため幅広い知識が身につきますし、新卒のうちから全体を見渡す視点を持つことができる点が、GMO NIKKOならではの魅力だと思います。


機械学習・統計学に長けたエンジニアを目指して

ー今後の目標や挑戦したいことについて教えてください

GMO NIKKO内だけに留まらず、社外の方にも機械学習・統計学に長けたエンジニアとして認知されるようになりたいです。将来的には、データサイエンスの仕組み作りにもチャレンジしてみたいですね。自分1人がくわしいだけでは限界があるので、知識がなくても誰でもデータサイエンスができる基盤を作って、全員がデータを使った意思決定ができるような仕組み、いわゆるML基盤やデータ基盤を作り上げられる人財になりたいです。


ー読んでくださった就活生に一言メッセージをお願いします!

僕は就職先に絶対的な正解はないと思っています。学生時代はネームバリューのある会社に就職したいと思ったこともありましたが、就活を通して結局は会社ともマッチングだなと感じました。自分のやりたいことができる会社、自身が居心地が良いと感じられる環境がある会社に就職することが自分にとっての正解だと思います。

GMO NIKKOは若手のうちから幅広い仕事を任せてもらえるため、貴重な経験が積めると思います。新卒から裁量を持って仕事をしたい方はぜひ一緒に働きましょう!

今回は、GMO NIKKOでエンジニアとして活躍する杉浦さんにお話を伺いました。
最後までお読みいただきありがとうございました。

Text & Directed by.Momoko Aoyama


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